BB戦士ユニコーンガンダム(旧キット)の塗装作例@後編です。
見ての通りだいぶ独自の塗りかたですが、その過程なんかも書いていきます。
+前回(塗装前、シールド、腕部、頭部など)は■こちらから。
◇スクロールリンク:▼塗装完了状態 ▼マーキングシールを貼る
*追記@2016/4/19:動画「HGUCユニコーンガンダム蓄光塗装作例」をアップしました。
HGUCユニコーン作例の記事としても参考になるかと思います。
*
胴体。
本来グレーなのは首の周りのみですが、それでは少し物足りない気がしたので1つ外側のエリの部分を塗りました。
参考として、前回にも貼った説明書画像。
胴体・後部のパーツも同様の部分をグレーに。
今思うとBB戦士は頭がでかいので、首付近はこのくらい塗ったほうが見栄えがいいですね。
→これですら横の辺りは頭で隠れてほとんど見えないし。
胴体・内側のサイコフレームパーツ。
どこから見えるか分からないのでかなり入念に塗りました。
変形時に前に開くパーツや、内部のスライド機構は組んだ時に接着して固定しています。
背中側。
すでにフタが固まってしまった安物の接着剤があったので、先端を切って再利用しています。
画像では微妙なはみ出しがありますが、このあたりはバックパックでまったく見えない部分なのでまあいいやという感じ。
腰部。
見た感じクリアパーツはサイドアーマー部分だけで充分そうなものですが、なにやら大胆なパーツ構成になっています。
→フルサイコフレーム機のキット化って意味では重要なことかな?
露出する部分を確認しつつ、外側はメタバイオレット/内側はメカグレーで塗っていきます。
画像(下)で持つのに使っているのは先の曲がったピンセット。
腰部・塗装後。
目立たない部分ですが、ちょっとひっくり返したら赤い部分が見えるなんてことにならないように注意しました。
フロントアーマー。
キット的には上部にシールを貼る構成ですが、白で塗るのはやや面倒だったので適当にグレーで隠しておきました(結果は下のほうで)。
こちらは胴体接続部。
変形機構のせいかやや不安定だったため、すき間に適当な厚紙を仕込むという暫定対応。
まあ後で開けることもできるし、接着しないで済むならそのほうがいいよねと。
ついでに、ランナーを適当に塗ったもの。
ちょっと違いを見てみたかったので上のみトップコートをかけています。
結論としては思ったほど変わらんねという感じでした。
バックパック接続用のサーベル。
ここは肉抜きを埋めてみようと思ったものの、パテは面倒なので普通のボンドを流し込んでみました。
→何ヶ月放置しようがフタが固まったりしないので運用が楽。
乾くと縮んだりするので何度も盛り直して、もういいかと思ったあたりで白マーカーで少し塗ってみました。
→ランナーの切れ端でも仕込んで水増しすればもっと楽だったか。
さすがに「牛乳」と呼ばれる隠ぺい力なので、黄色が透けて見えています。
ここでは軽い下地が付いた程度ですが、普通に隠すなら小ビン塗料でも使っておけばいいかと思います。
後は深く考えずに銀スプレー(100円)で塗装。
だいぶ雑ですがモールドと言えなくもない雰囲気で、とりあえず肉抜き感はかなり収まったかなと。
低コストかつ非常に楽なので、今後もボンドはよく使うことになりそうです。
脚部。
ユニコーンガンダムでも特に複雑な部分で、色分けの少ないSDキットではどうしたものか頭を抱えてしまうところだったりします。
サイコフレームの細かい塗装はマーカー+つまようじで実行。
紙にごく微量のマーカー塗料を出し、つまようじですくい取って塗りつけるだけです。
塗装後の状態はこの通り。
実際のところやることは同じで、特に難しいことはありませんでした。
*
ちなみに、このあたりも新キットのフルアーマー版やノルンでは改善されていて、脚部のサイコフレーム部分は別パーツになっているようです。
つま先。
ここはなんとなくグレーではダメだなと思い、手持ちにあった色で青く塗っておきました。
つま先の横の白いデカールは本来ビームマグナム用のもので、余ったのでこちらに貼りました。
塗装完了状態。
背面。
やはりSD体型だと身体に対して銃がかなり長いので、普通に立たせるのもちょっと大変だったりします。
そのうちBB戦士キット撮影用の台座が必要になるかも。
→展示スタンドとは用途や効果がかなり違う。
ちなみに頭部(トサカ)のみ変形機構が残っているため、……
開きます。
まあ左右は接着されているので開くだけですが、特に塞ぐ必要も無いのでそのままにしています。
とりあえず内側も黒く塗っておいてよかったなと。
マーキング
その後、マーキングシールを貼り終えた完成状態がこちら。
というわけで、塗装後のお楽しみのマーキングシールを貼っていきます。
いわゆる「デカール」(水で転写するもの)ではなく、これは単に「シール」(あるいはドライデカール)という扱いですね。
SDキットながらけっこうな量が付属しています。
→いわゆるコーションマークやユニコーンロゴ等。
あまりこういうのを貼ったことがないのでほぼ説明書通りにしておきました。
塗装した箇所で、貼っても色が合わなさそうなところについては位置を変えたりしています。
ピンセットで作業。
画像のように、印刷に対してピッチリとカットされています。
しかし「デカール(マーキング)の余白はできるだけ切ったほうがいい」とよく言われるのは本当で、実際に貼ってみると微妙にはみ出すことがよくありました。
単に余白が出るだけなら問題ありませんが、立体的な部分ではぺらっと浮き上がったりします。
→貼った後にデザインナイフで切ることもできるがおすすめできない。
*
あまり慣れていないので、記録の意味でもデカールを貼るとどうなるかというのをBefore/Afterで見ていきます。
だいたい濃い目なのがシールを貼ったものです。
白い機体に赤いマーキングがよく映えます。
これほどマーキングが合う機体もそうそう無いかもしれません。
→MGは大変そうだけど……。
背面。
バックパックは適当にグレー、黄色、金を足した程度です。
よく見ると右肩のシールがはがれかけています。
→位置を直そうとしていったんナイフではがしたせいかも。
こちらは曲面のため同様にシールがめくれてしまったヒザ部分。
とりあえずスティックのりを塗って対処することに。
白パーツだというのもあるのか、特に問題なく処理できました。
右肩も同様に処置しましたが、まあデカールではなく単なるシールなので、耐久性についてはある程度覚悟しておいたほうがいいかも。
あまり足のアップが無かったのでついでに。
スネ下部は本来グレーですが、これ以上塗るとせっかく塗ったサイコフレームが目立たなくなりそうなのでそのままに。
代わりに下のほうを真っ黒にしています。
背面・左。
肩のシールは説明書通りで、右前面、左背面に青シールが足される構成です。
撮影中にちょっと物足りないかなと思ったので、バックパックにハイライトとしてオレンジを入れておきました。
シールド。
ここは一番最初に貼った部分で、後になって赤いシールはギリギリまで下の位置にすればよかったなと。
複数のシールを貼る箇所は事前によく確認したほうがいいですね。
マーカーでササッと塗っただけですが、ちょっとだけ周辺パーツの映り込みが見えたりします。
→メタリックはいいものだ。
どーん
→一見なんでもないポーズだけどなんかすごい苦労した覚えが。
ガワラっぽく。
だいぶ撮ってから、青フレームなんだから背景変えたほうがいいかな……と思って今さらのようにバックを変更。
(キリッ)
腰や足首が可動するので、それなりにポーズを取らせることができます。
ツインアイやフレームを自然に照らすコツは未だ掴めず。
ちなみにビームマグナムはバックパックにマウントできます。
さらに肘へのトンファー接続も(サーベルは無理だけど)。
ビルドMk.2とも違ってなにやら斬新な印象。
可能性の獣でした。
こういったパーツ構成で塗るスキが多いと、だんだん別物になっていく感じがしてやりがいがありました。
こんな感じで、適当なRGで塗り絵っぽく色を足していったら面白いかも?
それにしても、BB戦士ですら作例1つ上げるとなるとかなり大変だったなと。
(ちょっと無駄に画像が多すぎた気はする)
マーキングについてはちょっと分かってきたので、適当なキットを実験台にしてベタベタ貼り倒すのもそのうちやってみたいところです。
そんなわけで、やってみたかった色変えがいい感じにできてかなり満足でした。
まだ積みプラは多いので、こんな感じで消化していこうと思います(ペースは非常に遅いです)。
(小説版ラストっぽく)
ではまた。
前編は■こちらから。
*
その他のガンプラは■「プラモデル他」ラベル(←完成品はほぼ無し)か、■「ガンダム」全体ラベルから。
BB戦士 No390 フルアーマー・ユニコーンガンダム
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