(EVO 2014 Grand Finals: Blazblue | Garireo Vs Dogura)
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世界最大の格闘ゲーム大会Evolution2014について。
◆こちらのまとめ(格ゲーチェッカー)でもダントツのベストバウトとして挙げられているBBCP(ブレイブルー・クロノファンタズマ)の決勝は、号泣せんばかりに熱くなっていく実況もあって非常に見応えがありました。
個人的にあらゆる格ゲーで最も美しいコンボを持っていると思う技のライチ(ガリレオ)、そしてシリーズ随一の爆発力を搭載した圧倒的な力のアズラエル(どぐら)によるこの一戦は語り継がれるべき何かではないかと思います。
+見どころ:
・5分30秒:強気なグロウラー(ライチ相手によくやるなあ)
*その直後:遠目からの壁ヒット→低空ダッシュ後に着地して小パンから拾う→"Great conversion!"(素晴らしい対応力だ!)
・10分10秒:D系ヒットで付加され、特定技が強化される弱点マークが2コに→さらにOD発動で大喜びの実況
・11分20秒:トーナメントポイント目前で瀕死+DANGER状態になり、実況が徐々に興奮し始める→そして……
→よく見ると6Bヒット確認から面倒なコマンドの緑一色+Rapidを決めている。
・16分00秒:リセットされても会場を蒼に染める鉄のハート
*実況「こんなグランドファイナル……見たことあるか……?」
・19分40秒:0-2の崖っぷちでついに対策されるグロウラー
・21分20秒:"Garireo's not giving up yet!"(やつはまだ諦めていないぞ!)
→至近距離の消えるダッシュに燕返し当てるとかどういうことなの。
・24分50秒:空中裏周り(よく見ると微ダッシュしてる)にぺしっと当たった2Aから最後まで決めちゃう
*会場が盛り上がる中開幕Aイッツーのリスクも構わず余裕で飛び込んじゃう豪の姿勢
・26分00秒:「これは決まったか」→"He's still not out!"(まだやる気だ)→お手本のような6A中段RC→"HE'S STILL NOT OUT!!"
*そして衆人環視の世界戦決勝で放たれるお手本のようなめくり始動ODコンボ
*「これ決めるのか? 無理だよな」「そんなこと可能なのか?」「無理だろう」「これは倒せる……倒すぞ! ガリレーオ!!」
*(蛇足)よく見ると最後の強化清老頭は繋がってない(空ガ不可とかかな?)
*(悲報)背後の最前列にてぜかましカバーが全世界へ配信される事案が発生
・27分30秒:投げられたら投げ返す(ってわけじゃないんだろうけど)
*その直後:「完璧な技術だ……」「完璧な技術だ……」「完璧な技術だ」
*「またやった!」「素晴らしい反応だ」「もはや人間じゃない……もはや人間じゃない! 伝説の域だ! 神の遣わした何か(brought of god)だ!!」
・29分20秒:「Wow! バーストを使った!」「ここで決める気だ……!」
*最終マッチでも空投げ抜け、中段、すれ違い技にことごとく反応する両者
+プレイヤー映像無し版(IGN)はこちら(サムネイル的には捨てがたい)。
→序盤のDogura(Losers)は(Winners)の間違いと思われます。
→最後に>> Quit Game <<と出るのはご愛嬌(PS3なのね)。
+その他の試合は◆こんな感じで検索(YouTube)してみてください。
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まず経緯についてですが、
ガリレオ氏は「ウィナーズファイナル」(通常の勝ち上がり決勝戦)で一度どぐら氏に敗退しています。
Evoでは以前からダブルイリミネーション制を採用しており、敗者によるトーナメント(ルーザーズブラケット)を勝ち残ったガリレオ氏が再びどぐら氏と対決することになったという展開でした(すでに熱い)。
勝負は2ラウンド先取を3セットで勝利となります。 ただし、ルール上ルーザーズvsウィナーズの「グランドファイナル」では、一度敗退しているルーザーズ側は一回目の勝利は「リセット」で(双方がルーザーズ扱いとなる)、計二回の3セット先取をこなして初めて優勝となります。
→14分以降はDogura側も"Winners"→"Losers"になっている。
→とてもいいシステムだと思う。
ちなみにだいたいの雰囲気を掴むための英語はこのあたり。
・パニッシュ:スキのある技へのカウンター、いわゆる確定反撃(システム上のカウンターとは別)
→よく聞くと"oh he punished."とかよく言ってる。
・アンチエアー:対空
・オーバーヘッド:中段(下段ガード不可)
・ベイト(餌のこと):読み合いで相手のスキを誘うこと
(あまり自信は無いので見どころで書いたほうもところどころ間違ってるかも)
CP新キャラの
どうもコンボの爆発力はすごいものの、通常ダッシュがワープタイプ(GGのスレイヤー的な)で歩きも非常に遅いキャラですが、そんなことも忘れるほど自由に動いているという感じでした。
もし自分がチャレンジモードとかでやったら1回決めるだけで数十分かかりそうな壁ふっ飛ばし→低空ダッシュ攻撃+着地ループのようなコンボもド安定でやっています。
→動画だと安定コンボに見えても、実際にやってみるとまず無理。(しかも実戦だし)
あと、赤いオーラでドヤるグロウラーフィールドはミューのツヌグイのようないわゆる昇竜で、飛び道具を吸収してストックする特性もあり、ライチであれば燕返しや緑一色なんかも吸収できるのだとか。
→吸収後は高速の火の玉として発射できる。
この無敵昇竜があるせいか、中盤あたりまでは端に追い詰めてもEXからあった棒くるんくるん+素手6Aのセットプレイがほぼ機能しなかったみたいです。
ただ、後半14分あたりから対策され始めて、19分ごろにはついにガードからそのままフルコンにされています。
※もし自分がやられたらもう怖くて何もできないよ!!
あれは相当なプレッシャーになったか……と思いきやその後もまったく躊躇することなく的確な(「・ω・)「<グロウラー!を決めまくってるあたりが選ばれた全一アズラエルなのかなと。
そしてどうしても応援してしまうライチは、以前から何度も言っていますがコンボが美しいキャラだなと。
ただ、以前に◆PSPのCS2、PS3版Extendのチャレンジ攻略をやったのですが、ライチほどコンボを覚えただけではまったく戦えないというキャラも居ないかなと。
やはり棒の有無やコンボ選択なんかが非常に複雑で、個人的にはカルルより敷居の高い上級者キャラだと思っています。
動画では、そのコンボ精度も去ることながら2Aや5Aの空中ヒットなんかにも確実に反応して拾っていくのが恐ろしいところです。
→アズラエルの裏周りに何度も刺さる2Aが怖すぎる(決まり手だし)。
例えば24分50秒のところですが、あれも「とっさに置いといた」というよりは「2Aという始動技」として出しているように思われます。
また、11分20秒に試合を左右する場面で放たれた結構な距離からの牽制技→100%使用コンボなんかも適当に出しているわけではなく、どの一発にも中足真空波動とかウメ昇竜~滅みたいな後のセットまでの考慮があった上で振っているのかなと。
まあそれをラスベガスWESTGATEホテルに集まった数千人規模の観衆が見守る中で決めた、というのはやりこみは嘘をつかないということなのでしょう。
ところで、今大会では今まで以上に日本勢の躍進が目立ち、特にBBCPでは◆決勝トーナメント8名のうち7名が日本人(格ゲーチェッカー)となっていました。
→スポンサーが居たのかな?
昨年(2013年)の公式全国大会覇者でもあるガリレオ氏を始めとする日本人プレイヤーが世界を席巻したことで、やはり2D格闘については日本が最強なんだろうなと。
→とにかく旅費や日程が無理ゲーなので参加できないってだけで。
なお、今年も開催されるあーくれぼは、8月30日の決勝大会に向けて現在も各予選が進行中です。
さすがに規模はだいぶ違いますが、ある意味本場であり本国で開かれる真のBBCP最強決定戦(?)としてこちらも注目が集まりそうです。
→あーくれぼ:http://www.arcsystemworks.jp/arc-revo2014/
いつかこういう大会もゴールデンタイムに地上波放送される時代が来るかも、と夢想しつつ盛り上がりに期待しておきましょう。
+ウルトラストリートファイター4
(Ultra Street Fighter 4 - Bonchan vs Louffy - Evo 2014 Grand Finals)
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Winnersでは、Evo2011のスパ4AEで優勝したふ~どさん、ボンちゃんさんの日本人対決となりました。
日本人としては他にもsakoさん、ももちさんも決勝トーナメントまで残りましたが、残念ながら今回はマケハラでした(えっ?)。
グランドファイナルの相手は、ルーザーズから勝ち上がってきたフランスのLouffy選手。
序盤から壮絶な弾の撃ち合いというガチっぷりが心地いいところですが、ちょっと絵ヅラはアレだったかも。
これを見るとソウルスルーは死に技なのかなとか思いましたが、相手にもよるのかな?(他の試合全然見てない)
あと素人考えではどう考えてもそのウルコンは無いだろ(というかローズってキャラ選択からなんかおかしい)なんて気もしますがなぜか互角にやり合っているのが妙に新鮮な試合でした。
→ウルコンも見た目重視なのかな?(ストライダーのウロボロスくらいに調整してもいい気がする)
ちなみに、一躍その名が知れ渡ったLouffy氏はなんとパッドプレイヤーで、今大会では初代PSのコントローラを接続して闘っていたようです。
→動画8分30秒を見ると、確かに灰色のコントローラを持っている!
プレイスタイルもなにやら異次元と評されているようで、こればかりは歴戦のプレイヤーも対策不可能だったのかもしれません。
なお、使用キャラをローズに決めた理由は「見た目」(バストサイズとコスチュームカラー)だそうです。
(逆にすげーかっこいい……)
+KOF13
(King of Fighters XIII - Evo 2014 Grand Finals)
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こちらも日本から我らがときど氏が登場。
チンの連環腿(?)ループからもたいへんよく冷えているのが伺えます(ブレない平常運転)。
→以前のBBCS2ではノエルのバレットループが冷えていた。
こういうプレイスタイルが海外でも人気なので、実況もややときど寄りっぽい感じですかね。
まあ最終マッチで10秒くらい実況が無言になったり、眠そうな声で「シャオ……シャオハイウィン……」と告げるのが印象的でした。
それにしても、ときど=「とんでキックしてどうしたぁ」が由来ってこともありますが、やっぱり庵は炎出さないとダメですね。
→前作が本気で意味分からんことになってたので。
うーーーんしかしBBCPのDDフィニッシュ→「鳳凰演舞!」なんかを見た後だと、余計に演出面が……まあそこはいいか。
(他のゲームは語れるほど詳しくないので)以上です。ではまた。
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これまでのおすすめ動画はこちらから。→■おすすめ動画ラベル
冷凍果実 ライチ 500g
(PS Vita)BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA
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ノエルは一番上にフィギュアとか出るのに、ライチで検索してもコスプレ衣装(※なぜか男性用含む)しかヒットしないのはどういうことなの……
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