過去記事更新

2017年4月16日 
 
■モバイル版で見る

パキラ(ハイドロ)7:完全に枯れました。@2016年5月


 百円ショップで購入し、ハイドロカルチャーとして植え替えたパキラその後です。
 まず、もう一年近く前のことですが完全に枯れました。
 今回は徐々に、そしてある日急激に枯れていく様子を並べていきますので、なんと言うか……苦手な人は見ないほうがいいかもしれません。

 しかし順調かと思っていたら完全に枯れてしまったのはなかなかにショックでした。
 もはや残った写真も正直、見たくない画像ばかりなのですが、前回の植え替え記事からすでに1年半ほど放置してしまったのは、我ながら書くだけ書いて無責任だなあとずっと引っかかっていました。
 ここはまた新しい何かを育て始めるためのケジメとして、そして何故枯れたのか、どうすべきだったのか? という情報/報告/考察の意味でもこの記事を上げさせて頂きます。

 そんなわけで、ものすごい元気だったパキラもう目も当てられねえ状態になる様子を克明に納めた記録をご覧ください。

*■前回(ゼオライト&ビー玉で植え替え) ■次の記事二代目の植え替え)


 こちらは2015年8月パキラ。
 前回記事での植え替え直後で、全身に活力だけしかない力強さが感じられます。

(トップ画像はこちらの色反転です)

 2015年11月。
 この頃から枯れ葉がちょくちょく出てくるようになりました。

 葉先が傷んでいるものや、ある茎の葉がすべて枯れている箇所も。

 新芽は色つやも良く力強い雰囲気。

 また新たな幹も生え始めており、これでちょっとくらい枯れても新しい葉が出てくれば大丈夫だろうと思ってしまったのが間違いでした。

 後で思うとこの時点でなんとかしておけばといったところです。
 後悔は先に立たずとものための教訓としておきましょう。(それが大人の特権だ)

 この育ってきた新芽を見るとなにやら胸に来るものがあります。

*(反省と対策)
 ここで枯れた要因ですが、今になって考えてみると◆最初に土からハイドロ化した時(2015年2月)は柔らかいポリマーだったのに、それを突然石のようなゼオライトにしてしまった点は大きかったように思います。
 他にも、水のやりすぎ液肥のあげすぎもあった気がしますが、やはり土→ポリマーはともかくポリマー→ゼオライトへの環境変化は無謀だった気がします。
 ポリマーにして数ヶ月時点では◆根も非常に元気だったので、この時の方針を変えずにいれば違った結果だったでしょう。
(ポリマーなら根の状態も分かったはずだし)

 これはゼオライトが悪いのではなく(むしろハイドロにはほぼ必須)、いったんポリマーで育て始めたなら次の植え替えに十分注意すべきだったということです。
 特に、今回のような百均にある最小サイズの場合は根も短く小さいためより注意が必要でした。
 おそらく、最初から土→ゼオライトへの植え替えをしていたなら(断言はできませんが)今回ほどの負荷は無かったのではないか……というのが素人なりの結論です。
 どうしてもポリマー→ゼオライトへの植え替えをしたいなら、いったんポリマー+ハイドロコーンにする等で様子を見つつ段階的に移行していくのが良さそうです。
 


 終わりが始まった2016年1月。
 もっとも大きい葉が付いていた幹がある日ぐったり倒れていました。

 弱った茎が重さに耐えきれなかったのか、途中で折れてしまっています。

 あの大きな葉もしわがれた姿に。

 やむを得ないと判断してを切断。
 この残った部分もパキラ自身がパージ(?)しつつあったのか、あとで少し触れただけでポロッと落ちてしまいました。

 発生時は可能性があったであろう新たなつぶれるように弱っていました。

 2016年3月。
 ボロボロの状態でも、小さいながら新芽が出ていたのだからパキラはがんばったのだと思います。
 

 その後も続々とが枯れていきます。

 まだ健康そうに見える葉でも、一枚また一枚と減っていきます。
 いくら生命力の強いパキラとは言え、さすがに緊急事態だと気づくべきでした。

 最後に発生した茎も……、

 は伸び始めたもののだらんとしてハリが無い状態でした。

 2016年4月。
 すでに残された葉が数えるほどにまで減っています。

 新芽も伸びる気配が無く、あちこちで茎が折れた部分も痛々しい色あいです。

 最後に生えかけたも伸びることはありませんでした。

 そして2016年5月。
 もはや末期で、かつての姿は見る影もありません。

 買ってきた当時は緑色だった先端も、いつからか真っ白になっていました。

 いよいよ残された茎もあと一つに。

 最期は、茎どころか幹のあたりがうっ血したように変色して折れ曲がっていました。

 もはや内部から弱りきっており、わずかな葉しかない茎すら支える力が残っていなかったようです。
 こうなる前の日まではまだなんとかなるんじゃないかとどこかで思っていた分、この姿を見た時は最もショックが大きかったです。

 ここでようやく摘出。
 すべてが遅かったのは悔やんでも仕方ありません。

 見えない部分が根腐れで黒くなっていました。
 また、植え替えた時より太さや本数も明らかに減っています。

 水洗いした状態。
 もはや復活できるような状態ではありませんでした。

 一部カビなのか白く変色した箇所もありました。
 削ってみると、この時はまだ内部に緑色が残っていました。

 自分は何をしているんだろう? と思いながらまた植え替えたところ。

 当然回復の兆しなど無く、不気味な色の箇所が進行していくのみです。

 程無く、折れ曲がった部分がきつく縮み、腐ったように白く変色して希望は潰えました。

 最後の茎を切断した状態。
 内側もすでに白くなっています。

 ひょっとしたら……と思い先端を少しカットしたところ。

 さらにもう少し切るとまだ生きている緑色の部分がありました。
 しかし中央は真っ白で、見えていた部分も翌日にはすぐ白くなってしまい、もう二度とここから葉が伸びることは無いことを実感させられました。

(つらい)

 私が育てきれなかったパキラの画像は以上です。
 どの時点から危険だったのか、放置するとどうなってしまうのか等、今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。



 ところで、一度目の植え替えに使用した園芸用ポリマーですが、当時ああいったものを店頭でまったく見かけない状態になっており地味に困っていましたが……実はこの類似品は消臭剤として現在でも広く販売されています。

(これに気づいていればなあ)と言い訳したいのはさておき、成分的には植物抽出消臭剤、吸水性樹脂(ポリマー)、非イオン界面活性剤。
 最後のはよく分かりませんが、見たところちょっと水洗いすれば使えそうな気配です。

 容器に出したところ。
 見た目や使い勝手は変わりない様子で、少なくとも分量は心配ありません。

 ここはせっかく始めたのだから、やめてしまっては枯らしたパキラにも申し訳ないということで……この消臭剤ポリマー園芸用として機能するのかの検証も兼ねてまたハイドロカルチャーで何かを育てるつもりです。
 今度は反省を活かした上でのポリマー(+ゼオライト)特化にするとして、植物はまたパキラか、他の何かなのかは未定ですが春のうち、近いうちに始めようかなと思います。
 
 ではまた。


 
(追記)後日、100円ショップで再びパキラ(二代目)を買ってきました。
 ごんぶと感のある幹で育てがいのありそうな姿です。
 こちらもまたハイドロ化して画像を上げていく予定です。


  ↓

(追記)二代目紹介&ハイドロ化記事■上げました。


*■前回(ゼオライト&ビー玉で植え替え) ■最初の植え替え初代のハイドロ化)

 関連記事■「観葉植物」ラベルにて。


転んでもただでは起きるな! - 定本・安藤百福 (中公文庫)

0 件のコメント:

 ※コメントは管理人の承認後に表示されます。
 (気づかなくて遅れることが多いです)

コメントを投稿