2014年の秋アニメがだいたい一巡したので、軽く初回の感想など。
まあその、大豊作……というほどではなかったですね。
不安要素のあった作品は案の定、という感じではっきり書いておいたので、そういうのが見たくない方は注意。
※趣味には誠実なサイトだよ!
*2014/11/19:少し追記。
+まとめ動画とかは■ここ、ついでに前回(2014年夏アニメ)は■こちら。
(結局花物語以外はジョジョ、HxHあたりの続行枠しか見てなかったような)
+ガンダム ビルドファイターズ トライ
前シリーズ同様で冒頭シーンの戦闘からすでに気合の入り具合が凄まじく、開始ゼロ秒から最後までニヤニヤが収まらない感じが帰ってきたなと。
相変わらず挨拶代わりに宇宙世紀だらけで、ボールにシャークが混ざってて、変形した緑アッシマーが撃破されて、ボスがまさかの巨大真武者という登場MSの圧倒的情報量に、手首が回ったり、ダミーバルーン出したり、スタイリシュ☆サーベル装備したり、メインカメラを指で潰したりというガチすぎる戦闘演出も健在でした。
というわけで初回の雑感はこんな感じ。
・カタパルトから出撃直後の宇宙空間でくるっと横ロールするのは、萌えアニメで言うと「スカートで一回転」くらいの不文律である
→ちなみにこの世で最もかっこいいロールができるのはクシャトリヤ(断言)。
・俺の姉がこんなに可愛いわけがない
→義理かな?(髪の色的に)
・「どう? これがガンプラバトルよ!」→キラキラした目→(チョロいな……)
・顔が上がってカメラがジャキーンて言うだけでなんでこんなにワクワクするんだろう
・ドム「ギュイイイイイドウッ ゴゴン……」(巻き戻さずにはいられない)
→なんかギャンギャギャン戦を思い出した。
→アオイホノオで言ってた巨大感も連想(音は大事だなあ)。
・ガンプラバトルなら、たとえ校内であろうと見守る
・かませ属性に淡色イナクトという絶妙なセレクト(まあひろし機みたいだけど)
・ドムの手が握り/平手で可動してるのはこの時代では当たり前か(しかも中身……)
・ガッツポーズセカイ君 ~素手でカマキリイナクトに完全勝利するドムUC~
・Z系(リ・ガズィ)の可変機なのにスナイパー特化というイケメンぶり
・中の人@ナドレ系(細けぇことはいいんだよ!!)
・安定のBACK-ON(異議なし)
・ゲンカイ(どーん)
やー面白かったです。もう冒頭の、
ガンダムが好き…… ガンプラが好き……
……の時点ですでに目から汗の気配なレベルで心を奪われてしまうものがありました。
正直前シリーズは(せっかくライフルやブースターを持ってるのに)すぐ殴り合いになるのが不満点でしたが、ビルドバーニングのように格闘特化機ということであれば存分に殴りに行ってほしいと思います。
ところでラルさんの中の人が病気療養ということでしたが、◆お知らせ(2014/10/9)によると第五話からキャスト変更となったとか(お大事に)。
ラルさん役を担当されました広瀬正志さんが病気療養のため、
「ガンダムビルドファイターズトライ」第4話をもちまして、ラルさん役を変更させていただくことになりました。
第5話以降ラルさん役は、宝亀克寿さんが担当されます。
今後とも「ガンダムビルドファイターズトライ」をご支援くださいますようよろしくお願い申し上げます。
やはり今回もラルさんはレギュラー格の重要キャラらしいということと、前シリーズのキャラがどう絡んでくるのかも気になるところです。
さて、今のところ◆公式のメカ紹介ではギャン要素や白いベアッガイさんなんかが出ていますが、すでにテストショット等も出ているEz-8カスタム機のようにキット化情報もまたビルドファイターズのお楽しみポイントです。
→買う/買わないは別として。
◆去年行ってきたガンプラEXPO2013(過去記事)の時はスタービルドストライクやMG系の展示があったので、おそらく今年もトライの新主人公機、もしくは各種MGのいずれかは出てくる……かな?
→◆公式(開催期間は2014/11/21~24)。
で、まあイベント限定クリアなんかが出るまで買うつもりは無かったんですが、初回を見た結果気づいたらビルドバーニング買ってたくらいにはハマっています。
→クリアエフェクトパーツが沢山ついててイイなと。
なお写真に写っているのは前回のEXPOで買ったビルドストライク(結局まだ無塗装)です。
まあこのあたりの作例はまたそのうちということで。
+寄生獣 セイの格率
まずPVの通りで作画は妙にハイレベルです。
寄生生物のにょろにょろっとした動き、寄生前の状態にぐりゅりゅっと姿を変える感じも素晴らしいです。
問題の新一や里美のデザイン変更については別にいいんじゃねと思いましたが、もうダメな人にはどうやってもダメでしょうね。
どちらかと言うと、本来わりと重要ではないはずのSE/BGM周りと、もうひとつの懸念材料だったミギーの声が気になりました。
とりあえず第一話の雑感はこんな感じ。
・初回からオープニングが完成しているのは好印象
・オープニング最後のオールバックは原作(後半)に近い気がした
→まあ原作の7:3分けだと今っぽくないかもなあ。
・「もし~半分になったら」のくだりは残してほしかった……
・「なんであんなことしたの?」→誰だこのモブ
・
→右手(だけ??)で車を止めちゃうのはどうかと思ったけど。
・朝ごはんの黄身が揺れる描写がなんかよかった
→作画が細かいとこまですごい丁寧なのは本当に好印象。
・「里美には私が謝っておくから」→誰だこのモブ
・効果音やBGMが異様に安っぽい(すげーもったいない気がする)
・平野ミギー第一声のどうしようもない脱力感
・アサ! アサ! も無く両足もバタバタさせなかったなあ(あれも一応名シーンだった気が……)
→ちなみに◆アゴなし寄生獣でもやってた。
・起きたら少し口調がマシになったけどやっぱりロリすぎる
というわけで……
んーーーー だめですね
映像はすごいキレイなのに、ばばーん!みたいな効果音が足を引っ張りまくっているように思いました。
BGMについても、なんだか低予算の深夜ドラマみたいな印象で全体が安っぽく感じるというか、かなり損をしているという気がしました。
で、ミギー:平野綾については……あるいはと思っていたもののやっぱりきついものがありました。
作中のパラサイト達は高度に知的な生命体なので、ああいう子どもっぽい舌足らずな声はどうにも違和感があったりします。
実力のある方なのでキャスト的にはまったく問題無いんですが、できればキモカワ声じゃなくてクレバーな大人ボイスでやってほしかったというか……まあこれは自分の好みや原作からの先入観もあるだろうし、どうしようもない部分ですかね。
→あるいは話が進んだら変わってくるのかな?(無いか)
あるいは次回以降で気にならなくなってくるのかもしれませんが、どうも違和感が残ったまま最後まで行ってしまいそうな予感がかなり強めではあります。
まあ原作が原作だけに当分は大小のバッシングが来ると思われますが……はっきりと変化球のような作りかたをした以上批判は承知の上の企画なんでしょうね(多分)。
→あるいは大人の事情だったにしても見る側は知ったことではない。
とりあえずは「こういう寄生獣」で走り始めたのだから、最後まできっちりやり通してほしいなと。
少なくとも絵は最高にきれいだしけっして出来は悪くないと思うので、たぶん最後まで録画続行すると思います。
今後なんだかんだで上手くいって、冬のシドニア二期に良いバトンタッチ(もしくは併走)をしてくれるとアフタヌーンびいきの自分としては嬉しいんですが、いろいろ厳しいかもしれません。
+ガンダム Gのレコンギスタ
切りました。
初期PVの時点でやばいなあ、ターンエーっぽいなあと思っていましたが、1~2話(初回は1時間SP)を見てやばいなあ、ターンエーとAGEを合わせたような感じだなあという印象になりました。
総じて「嫌なら見るな」を叩きつけられた気持ちですが、とりあえず見た分については覚え書きを残しておきます。
・OP冒頭いきなりの長すぎる止め絵、そして本編流用カット
→あれは完成版なのか暫定版なのか……。
・重要なキーとなりそうな軌道エレベーターの露骨なCG合成感
・説明セリフを直球で流してくる感じ
・「そんなつまらない質問……」(イラッ)「わかりきったこと……」(イラッ)
・「~ミノフスキーマグネットレイフィールド、つまりMMF効果の場を発生させているからで……」
→「つまり」の部分にすさまじい本読み感を受けた。
・宇宙世紀のはるか先の話なのに、数分で首や腰を痛めそうな二足歩行メカが出てきちゃう感じ
→移動中ガックガクに揺れまくる産廃ぶり。
・怒ったら変なオーラ出た→スロー演出に→なんかすごい技使うのかと思ったら普通に腹をライフルで撃つ→あれっ?→いきなりシーンが変わる→「かえしてくださいかえしてください」→うーん、この
・問題のEDが90年代くらいの少年アニメ風でいたたまれない
→ある意味ぶっ飛んでるので、一部ではネタとして人気らしい。
それでも! 「ガンダム」ならきっと……と思い、翌週の第3話まで見て、印象的だったのはこのあたり。
・「カーヒル大尉は!自分が」(※胸に両手を当てながら)「留守の間に……」(※両手を大きく開いて重要性を分かりやすくアピール)
・なぜかやや遠めで無意味に二回転して登場するヒロイン・1(シュール)
・続いて精神錯乱状態で乱入するも、カメラ前のベストな位置できっちり苦悩している風のポーズを決めてくるヒロイン・2(シュール)
・どうも自然が豊富だという表現なのか、いちいち鳥やらイルカやら出てくる
・ハロがはさまったり、トラが落ちてゴイーンみたいな真面目なのかコメディなのかはっきりしない感じ
・戦闘シーンの止め絵感
まあなんだかんだでアクションとかがかっこ良ければもう少し見ようか……というところでしたが、そこも1枚の絵をススーッと移動させてるみたいな演出が多くて、どうにも燃えたぎるものがありませんでした。
→同時に最高峰クラスのトライもやってるしなあ……。
トミノ節と言えばそんな気もするし、これがいいんだという方も多いのでしょうが自分には無理でした。
※無理だったよ!
まだまだ言いたいことはたくさんありますがこのへんにしておきます。
続きです。
*蟲師 続章(二期)
実は前期(+特番)もまだ途中までしか見ていません。
すごく面白いのが見る前から分かっているだけに、適当に見たくないというか、見るならちゃんと見ようとか思ってるうちに積みになってしまっています。
基本的に1話完結なので見やすいんですが見るのにMPを消費するという感じです(?)。
で、とりあえず二期の初回は先に見ておきました。
内容はみゆきち声によるギンコの過去の話ですね。
ボソボソッとつぶやくようなセリフだけで鬼気迫るオーラがビリビリ来るのがさすが。
相変わらず作画もていねいで、火の玉がひゅるる~~と並ぶところや、精霊のような白い手といった、不気味な美しさは健在でした。
まあこちらは、あわてずに少しずつ見ていこうと思います。
(今のところHD容量も大丈夫だし……)
*Fate / stay night [Unlimited Blade Works]
なめてました。面白いです。
初回(#00)、翌週(#01)の二回がいずれも1時間SPだったりと約束された覇権のアニメという気配ですが、その重責に全力で応えているという印象。
いろいろな意味で特別、別格なアニメでした。
言うまでもなく、戦闘シーンの高速かつなめらかな動きは圧巻です。
展開が速くむちゃくちゃ複雑そうなカット割りだとか、やり過ぎない程度の自然なCGも見どころ。
何気にSEも重い質感を感じさせるイイ音で、ゴィーン、カンッッ、(ジジジジ)みたいな応酬がいちいち気持ち良いです。
※ぐうの音も出ないよ!!
ただ、ストーリー的には「凛ルート」と言われるくらいなので、以前のアニメ化なんかとも重複な部分が多いのも確かです。
また、原作からして設定とか魔術とかの解説がやたら長いことでおなじみなのもあって、「戦闘だけ見たい」と思ってもそうは行かないのは仕方ないところです。
このあたり、初回では完全に凛視点を貫いていたのでおっ?(このまま行くのか?)……と思ったんですが、次回は普通に士郎視点で最初からやり直しだったので、やはりシナリオ改変とかも無く[UBW]単品でも完結する作品としてキッチリ進めるんだなと(当たり前か)。
→劇場版(これも別ルート)はどういうシナリオになるんだろう……?
それにしても、二回の1時間SPを別視点の同時間軸に使うというあたりからすでに格が違うというか。
ところで、自分にとってのFateを象徴する名ゼリフと言えば「~がそう言うなら……」です。
どうもこの作品には、キャラを問わず「やるよ!」→「いや無茶ですよー」→「やるんだよ!」→「あんたがそう言うのなら……」(引き下がる)というシーンがしょっちゅう出てきます。
→聖杯戦争中に無防備に出歩いちゃうとか。
コレが出ると、なんとなくニヤッとするというか、(やってるな)と思うような妙な気持ちになります(嫌いじゃない)。
この会話パターンは、今回のTVシリーズでもすでに何度も出てきています。
これって、ひょっとすると以前書いた◆「エヴァはシーン優先型」(Qの読みかた)みたいなことで、シナリオの論理性や整合性よりシーンの面白さを優先しているということの表れなのかな、と思ったりしました。
今さらながら、そういった細かいところも末永すぎる支持を獲得している理由の一つなのかもしれません。
なお今回の[UBW]は、すでに2015年4月からの二期も当然のように決定しているそうなので、トライと一緒に年を越した先まで付き合うことになりそうです。
※望むところだよ!
*七つの大罪
見た目は少年/中身はおっさんな主人公が、いじめてちゃんに対し様々なセクハラをするアニメです。
ひょっとしたら仲間を集めながら冒険する話だったかもしれません。
正直1~2話で切るつもりだったんですが、声優陣の妙に気合の入った演技やら戦闘シーンの印象なんかでその後もずっと見ています。
途中で、かなり分かりやすいド定番な「ククク……」な四天王とかも出てきたりしますが、ケンイチあたりと同様で何も考えずに見られるアニメな印象です。
登場人物は、聖騎士も大罪もそれぞれ少しずつ病んでるか、やや頭おかしい人ばかりなのですが、なぜだかしつこくないというか、さわやかなキチ○イ達だなあという雰囲気に安心感があります。
個人的に気に入ったのは会話とかのテンポで、ちょっとした間の取りかたというか、セリフのタイミングなんかで非常にていねいに作られている気配を感じました。
なんですかね、「あざとさを感じない」と表現したものか……これはもう本能的になんか好きな作品でした。
*まじっく快斗1412
切りました。
とりあえずストーリーは原作をそのままやっている印象なので、好きな人なら安心ではあります。
強いて言えば、寄生獣と同じく現代アレンジがあり、ノートPCで動画チャットとかやっているシーンもありました。
まあ、ちょっと……演出面とかで古臭さは感じました。
新シリーズというわけでもないようだし……という意味でも、リブートではなくリメイク止まりというところかなと。
原作マンガはわりと好きだったので絵柄が新しくなってからの4巻が出た時は驚いたものですが、ああいった感動は正直ありませんでした。
だいぶ遅れましたが感想は以上。
後日、録画続行しているものについては個別に軽く書いていくつもりです。
ではまた。
BB戦士 396 ビルドバーニングガンダム (ガンダムビルドファイターズトライ)
寄生獣 フルカラー版(1)
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