アフタヌーン2014年6月号を買ってきました。※電子版だよ!
→横に映ってる青いのは◆これです。
今号はなんと言っても女神さまの完結で、連載陣による記念イラストやコメントが寄せられています。
しばらく休むのかと思いきや、以前good!のほうで不定期連載していたという「パラダイスレジデンス」が次号から新連載と発表されており、エースとして自らに課す業(ごう)を感じます。
載っている単発イラストだけでも期待が高まりますが、それはまた来月。
では雑感。
・休載なし(今月はヒストリエ)
・こたつやみかんも完結
・冒険エレキテ島掲載→今回は「連載再開」の表記で、次回は6月発売の8月号。
・四季大賞@2014春:門野民緒「再来」が70ページ全編掲載
・新連載:榎本俊二「アンダー3」(前号の読切同様2ページ )
→内容が最悪にゲスい(言いにくいけど大好きです)。
→◆初回の試し読み(モアイ公式)
・読切:五十嵐大介「ウムヴェルト」、66ページ
・good!から出張掲載:「怪談イズデッド」
今回の寄稿のような形式で見ると、デジタルなせいか閂&十野両氏が(意外にも?)ずば抜けて塗りが上手いのと、他の追随を許さない岩明均先生の真の実力が印象的でした。
+■前号(2014年5月号) ■次号(2014年7月号)
感想です。
なんとなく話数を入れてみました。
ヤベエよ…… スゲエよ……
何がすげえって合法ってとこだよ……
合法……(実現可能……!!)
・おお振り/110:なんという鍛えられたママさん(知識的に)
・ヴィンランド/103:ガッツだシグやん!!
・思春期/16:ガッツだ花ちゃん!
・マイボーイ/2:女性読者「いま何でもしますって言ったよね?」
・げんしけん/99:なんだか矢島視点だと安心するのは何故なんだぜ
・ユイコさん/35:何か見覚えあるなと思ったら平成版ネコ娘だった(すっきり)@姉
・シドニア/61:型式が流行り(?)の「改二」な上にフルアーマーフラグまで完備!
・女神さま:(リア充爆発しろとか言える空気じゃない……)
・エレキテ島/5:要約すると「ビキニ到着」
・毛が三本/25:なんか未公開映画(松嶋町山)に出そうな話だな……
・宝石の国/19:有機的なのにメタリックである
→よしガンダムを掘り当ててメタモルフォスしよう(提案)
・白馬のお嫁さん/2:ちょっとずつ脱ぐなとワォーン(二回)がなんか良かった
→ハツ&ジョー、ハッテンされてたまるか、といった語彙も捨てがたい。
・アンダー3/新:セリフやコマ割りのスピード感がただごとではない(いや本当に)
・コトノバ/4:ああこういう漫画だったのか(幻視的な)
・天地明察/31:原作を読んだので、この先の絶望を思うと今からつらい(まあ原作通りの進行であれば)
・怪談イズデッド(出張掲載):タナトスやアンダー3があったせいか、ああ下ネタ漫画ね程度の感想
・こたつや/完:いま歩いているこの道がいつか懐かしくなるENDだった
→夜街の背景は素材かな? と変なところに注目。
・ラブやん/145:現在の連載陣で話数No.1(次点:プ~ねこ/121)
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+四季大賞@2014年(春):門野民緒「再来」
上品でした。
まず、扉のセミの時点で意気込みが伝わってきます(最高に絵がうまいとかではない)。
画風はほぼ全編を通じて画太郎かよみたいな汚いジジイのシワや陰影ばかりが異常なこだわりをもって描き込まれているのですが、なんとなく、こういうのこそ「清潔な作風」と呼ばれるべき何かなのかなと思いました(うまく説明できない)。
描写の面でも、「再来」した顔の表現は(いい意味で)後味の悪いインパクトが強く印象に残りました。
→一回限りのネタではあるけど。
膨大な線の量に対して、セリフは非常に少なく淡々とした進行でした。
ここはほらほらすごいシーンですよ! いま盛り上がってますよ!みたいなあざとさを感じさせないのが潔いなと思いました。
→大人だな、というか。
そして、これほど濃い話を最後にはたった一言で時空の彼方に消し飛ばしちゃうことができるのも度量を感じますね。
まあこんなもん連発はできないかと思いますが、この執念はまたいつか拝見したいところです。
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+読切:五十嵐大介「ウムヴェルト」
面白かったです。
人と動物のウムヴェルト=環世界というのがテーマで、たとえば犬は単に嗅覚が優れているだけではなく、おそらく……といった話がなかなか興味深いです。
展開としては一応近未来SFで、ちょっとトーンの違うキヌ六という感じでしょうか。
それにしても描き込みが尋常ではないです。
「再来」とはまた違った方向性で、植物や陰影の線がランダムな感じが見ていて心地いいです。
そして昆虫や動物(特に犬)が徹底して写実的なのが生々しいですね。
この画力で目が止まったのはこのあたり。
・部隊の女の子がかわいい(なんかFEAR2を思い出した)
・違和感の無いフロッグアイ
・市街での跳んでる感
・非人間的な殺陣
これは正直なところこの世界観で連載してほしいけど、読切だからこそってのもあるのかも。
なお今回の読切は、同氏の「リトル・フォレスト」を原作とする実写映画化の宣伝も兼ねた掲載のようです(たぶん)。
映画は四部作(実際には前後編?)で、「夏・秋」編が8/30(土)、「冬・春」編が2/14(土)公開とのこと。
◇追記@2015/4/25:ちょうど1年後(そして同じくおお振り表紙)の2015年6月号より、同一設定と思われる新連載「ディザインズ」が始まりました(偶数月のみの隔号連載とのこと)。 →◆こちらで。
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+次号
・予告休載:おお振り、エレキテ島、ヒストリエ
・表紙:連載第百話のげんしけん
→やはり表紙率がパない。
・新連載1:藤島康介「パラダイスレジデンス」
→これまでの掲載分全8話を完全収録した小冊子(80P)の付録つき。
→まさかとは思うが当然電子版にも付くんだろうね……?(当然……ね?)
→追記:小冊子の分は電子版にも収録されていました。※安心したよ!!
・新連載2:シオミヤイルカ「マルさんのスナック」(零崎の人)
→いくらなんでも予告小さくねーかって気もするが仕方ないのか。
以上です。ではまた。
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■前号(2014年5月号) ■次号(2014年7月号)
これまでの分はこちら。 →■「アフタヌーン」ラベル
◆アフタヌーン 2014年6月号 [2014年4月25日発売](リーダーストア)
罪と罰 4 / 漫F画太郎(BUNCH COMICS)
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