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2011年9月22日 
 
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レビューするよ!:LIMBO

 LIMBOクリアしました。PSN版です。
 若干グロい初級謎解きアクションという感じでした。
 ネタバレなし(のつもり)です。

*(追記)2015年1月5日まで、PS4版PSプラスのフリープレイにて配信中です。(終了しました)
 →◆こちらで。

 こちらは告知動画です……が、ややプレイ内容が多いのであんまり見ないほうがいいかも……。




◇ゴア表現、音響など
 串刺しになったり、首がポーンと飛んだり、歯車でみちみちみちびびーっとかなります。
 わりと容赦ない感じなので苦手な人は体験版で判断してみてください。
 自分としては余計なコメディ要素や中途半端な感情演出が一切無いのが好印象でした。

 この世界には、体験版の序盤に出てくるクモのような「生物」は数えるほどしか登場しませんが、それらもかなりの存在感を放っています。
 思ったことは、主人公(あるいは、外敵)への「悪意」がただごとではないということです。
 なんの警告も迷いも無く、淡々と殺しに来る姿はかなりの生々しさがあります。
 この徹底した「残酷さ」「邪悪さ」は、私は好きですが、やはり人を選ぶかもしれません。

 音楽は多分ありません。基本的には何かの鳴き声とか水の音とかという感じです。
 しかし、時折登場する各種トラップには音を発しているものがあります。
 それらの独特な響きや、急に無音になるバランスは音響演出として印象深く、心に残るものがありました。
 こういったところはスタイリッシュホラーとでも呼ぶべきか、センスの良さを感じます。

 ちなみにゲーム内では特に語られませんが、主人公の目的は「妹」を探しだして無事に連れ帰ること……だそうです。
 一応、この世界からの「脱出」ではなく「捜索」の話ですよ、ということで。

(余談)
 本作はCERO:Dのようです。
 本作はプレイ中のセリフも字幕も一切なく、操作も単純なので北米版を買っても実質何も変わりませんが、やはり日本で買えるならそれに越したことはありません。
  ※ありがたいよ!

 たしか日本PSNはZ指定タイトルは配信できないと聞きました。
  →(追記)現在は◆要クレカでZ指定も配信されています。
 これはPSNの年齢認証関連がややこしくなるためだとかなんとか。
 以前Fallout3やGTA4のDLCディスクが話題になりましたが、そのあたりからZ指定でもBD販売タイトルのDLC配信に関しては可能となってますね。

 たとえば海外PSNタイトルの「Dead Nation」のように一定以上のゴア表現がある場合、ある程度作ってからもしZ指定扱いになれば一切国内展開できない(に等しい)ためローカライズされにくいようです。
  ※推測だよ!
 今作に関してはデフォルメされた影絵のような世界観なので、なんとか許されたのでしょう。
 本来なら「人間」がバラバラになると確実にアウト(レーティング以前に、日本で発売不可能)なので、ややギリギリの判断だったのかも。

◇ゲーム性
 死にゲー・覚えゲー・初見殺し無双です。
 ~の前の時点で~しておかないと即死、という状況は非常に多いです。
 ただ、その分チェックポイントは相当多く設定されており、それほどストレスは感じないと思います。

 操作はジャンプ、掴む(または機械の作動)くらいで非常にわかりやすいです。
 このジャンプがいわゆるLBPのような物理演算的なジャンプ(ふわっ、という飛びかた)だったり、踏み切りタイミングが微妙にシビアだったりする点はイラッ☆とするかも。
 まあハシゴや崖っぷちに飛びつけば大体うまくつかまってくれるのでさほど問題は無いかなと。

 謎解きに関してもまあほど良いところではないでしょうか。
 そもそも2ボタン操作だし、できることはそれほど多くないのであまり悩みません。
 何度やっても死んで進めないようなところはタイミングとか音、スイッチに注意するくらいです。
 ちょっと移動が長くて面倒なところも中にはありますが、なかなか気の利いたギミックも多いので、これはぜひ攻略動画等を見ずに挑戦してほしいなと(あたりまえ)。

 といった感じですが、やはり配信ゲームだけありボリューム的には長くはありません(短くもない)。
 値段相応というか、こんなものかなと。
 私はトゥームレイダーのような「ちょっとした謎解き」や壁にジャンプしてつかまる行為が大好きなのでかなり楽しめました。
 また、ゲーム内各所の演出にも光るものがあり、なかなかおすすめできる作品です。

 まあ興味がわいたらぜひともPSN/XBLA無料体験版をプレイしてみてください。



 以下、PSN版のトロフィー取得に関して。XBLA版もたぶん同じです。
 クリア前の方はまだ見ないように。
  参考:◇トロフィーwiki

◇攻略
 まずは普通にクリアします。
 無限コンティニューなので特に難しくはないはずです。
 前述のように、詰まったらタイミング、音、スイッチ、動かせる物なんかに注意してください。
  ※「卵集め」はともかく、クリア動画を見たら負けだよ!
 後の「チーン」に関しても、暗いので音をしっかり聞かなければならないという程度で、まあ「詰む」ほどの難易度ではありません。

 収集要素は「卵」ですが、これは各所で寄り道すると見つかります。
 wikiにある参考動画を見つつ、チャプタージャンプから個別に取得すればOKです。
 どの卵がどのステージかややわかりづらいと思いますが、これは前後から判断してください。
 ちなみに「チーン」の隠し通路はチャプター選択の五分の三あたりで、2つの箱をスイッチで落とすところの直後です。
(追記) 
 →実際には、その次の虫につかまるところから開始して、後ろのハシゴを降りれば良いようです。

 ついでに言うとここ(チャプター開始直後)は少しタイミングが難しいですね。
 下記「死んじゃいられない」でもやや難関となるので何度か練習したほうがいいでしょう。
 タイミングとしては、まず左を踏み、箱が落ちる少し前に右を踏んで戻り、箱を飛び越えてすぐに押し始めるとうまく二段になると思います。
 ……とまあ、一度覚えてしまえば簡単なんですけどね。

 さて、本作で唯一難しいのが「死んじゃいられない」です。
 最初、勘違いして死ぬ前にセーブ→死んだらコピー上書きでやり直し……とチマチマやっていたのですがダメでした。
  ※とんだ時間の無駄遣いだったよ!
 これは本当に一度に全部やらないといけないようです(間違っても「チーン」のルートに入らないこと)。
 というわけで、ある程度難所を事前に把握して練習しておかないと厳しいと思います。

 まず事前にスイッチや箱の用意が必要なところの把握は当然です。
 ジャンプして大玉を避けるところや、壁・ロープに飛びつくタイミングで即死するようなところは何度も練習しておかないとそこだけで五回死ぬ可能性があります。

 ここはやはり初回プレイ~卵集めなんかから間をおかず、だいたいの構成を覚えているうちに攻略するのがいいかと思います。
 いろいろなトラップの中で、特に難関となるのが歯車(回転ブレード)関連です。
 これはタイミングとしか言えませんが、幸い時間制限は無いので安全な場所では一息ついてから落ち着いてクリアしましょう。

 ちなみに、自分がクリアした時に死んだのは以下の三カ所でした。
・真下から歯車に追われつつ重力を制御して着地するところで感電(ほんの少し早すぎた)
・天上から落ちる前に右に箱を持っていって歯車の上を通るところ(壁登りでわずかに止まってしまった)
・ラスト手前の巨大歯車x2(あれは運が絡むかも)
  ※全部歯車関連だったよ!!(正確には重力関連か)

 とりあえずやってみて、死にすぎて失敗したらそこを重点的に……という感じでもいいでしょう。

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