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2015年12月25日 ■PC版で見る

アフタヌーン2016年2月号:王子「よし」(得意げ)

月刊アフタヌーン 2016年2月号買ってきたよ!

 月刊アフタヌーン2016年2月号を買ってきました。※電子版だよ!
  →後ろのは◆フォールアウト4◆意味深ガチャ。(汚くてすみません)

・表紙:ヒストリエ
・巻頭カラー:げんしけん(カラー4P)
・特別企画1:「フラジャイル」ドラマ化直前企画として主演・長瀬智也インタビュー約3P+撮影現場レポートマンガ2P
・特別企画2:弐瓶勉x真鍋昌平、四季賞出身作家特別対談
 →モアイ公式にて◆全編掲載中。

・読切:亜画々屋ぺらも「ハコニワ☆パイカ」46P
・隔号掲載のヒストリエ、ディザインズ → 掲載あり
・完結:マイボーイ
・休載:波よ聞いてくれ、葬送のリミット
・27作品、792ページ

 いよいよ来月(2016年1月)ドラマ化の「フラジャイル」ですが、恵三郎先生の四季賞2012年秋・特別賞受賞作「彼女の鉄拳」がgood!の2月号に緊急出張掲載されるとか。
  →当時の◆四季賞ポータブル(画像)
 今では入手困難なものが再掲載&電子化されるので気になる方は要チェックです。

 その「変なやつばっか」な四季賞出身者の特別対談(→◆これ)は、扉絵に谷風とウシジマくんが並ぶというなんだかすごい組み合わせ。
 入選から6年かかった話や、高橋ツトム神の仕事ぶりに衝撃を受けた話なんかも載っており、今まさに四季賞を目指している人励みになるんじゃないでしょうか。
 自分はあくまで「読む側」ですが、こういうのを読むとまた掲載作品を見る目もちょっと変わってきたりして面白いものです。

 あと、今号で「マイボーイ」が完結。
 巻末アメゾ(※いつもの筋肉トーク)も含めて、す、好き放題やりやがって……! というフリーダムスタイルでした(嫌いじゃない)。
 なお弐瓶勉・木村紺両先生はいずれも次回作に言及していて、やはりそういう姿勢が「プロ」ってことなのかなあとか思いました。

*(追記)
 木村紺先生は、good! 2016年4号より、まさかの「巨娘」連載再開となりました。
 →http://afternoon.moae.jp/news/2789(4年ぶりだそうな)

*■前号(2016年1月号)  ■次号(2016年3月号)


 感想です。


 この目の中に

 手の中に

 いろんな色の形にならないものが ずっとあるんだ
 

・げんしけん/119:何だコレ(まずいですよ!)
*堂々と取材写真を背景にしていくスタイル@カラーP
・パラレジ/20:代行バカッター疑惑?
・マージナル/31:いろんな文化の服装に興味を……あっ
・ヒストリエ/93:紳士「失礼、きみはまだ使うね?」(いやいやいや)
*(こいつ真性だ……)

・少女回路/4:カチャカチャ……ターン!的なことか@動作でかい
*なめたらアカンかったんや……@におい付き
*何この熱烈フィーバー@骨折
・花井沢町/15:何この話(助けるおじさん)
*(面白くない志村けんみたいなやつだったな)
*腹筋ローラーは小寺さんもおすすめしてたなあ@近況
・BLACK-BOX/7:「飛んできたの」(迫真)
*小百合「……………………」(ん?)
*フツー3話は引っ張りそうな失態を謝罪からの2コマで流す大物ぶりであった
 
◇ディザインズ/5:1巻2/23発売)
ダイオウグソクムシさんオッスオッス
 →ヒョウ姉妹もだけど、動物描写のリアルさがいちいちすさまじい。
・人気の少ない路地裏で制服女子高生をゲットだぜ(アカン)
*町の生活感のせいか非現実的なグロさである
(ギャップはあるんだけどなぜか馴染んでいるんだよなあ)
 →なんとなく◆これ(アニメキャラx現実の背景)に近い何かを感じた。
・環世界でのみ感じられる靴の記憶

・ハンティングモードのベイブさんお顔が邪悪すぎるんですが
*マスコミもHAの存在は知っているようだ……ってのを挟んでドッ『だ』とかやるこのリズム感ほんとすこ
・イルカと弱い先生によるベイブ争奪戦始まった
 ※もう悪い予感しかしないよ!!!!
不穏な真名もってるジャスミンも参戦しちゃう?

・コトノバ/22:このぬるっとは心臓に悪いでしかし
「いろんな色のものが形にならない」……か……
・フラジャイル/20:謎の疾患と思いきや原因が意外すぎる@セカンドオピニオン編完結
 →そんなことを推定・確定させるにもこれだけの診断が要るんだなあ。
*今シリーズのMVPみゆきだろ常考
亀オンライン爆誕
*なお長瀬氏のお気に入りセリフは「うちは10割出しますよ」だそうな(ドラマだと第2話)
・宝石の国/39:恐れられていた乗っ取りの描写がエグい
 →構成上、いつゴースト的な多重人格になってもおかしくないわけか。
*「うーん、そっかー」(こいつ何も考えてねえな)
・月に吠えらんねえ/25:次の単行本は(俺に)大人気の萌えキャラ「鬼」を表紙にしよう(提案)
*最近、人物紹介の表情がアヘ顔に近いトロ顔になってるのはなんかもう触れないほうがいいのだろうか

・あさはかな夢みし/15:マリが逆ドライブ回転して目前で急上昇しそう(昭和世代並感)
・アンダー3/18:たまに出てくる正確無比な説明ママのブレなさは圧巻である
・マイボーイ/完:レージのラストバトル的なことになるかと思ったら王子様が倒されてお姫様のキャッキャウフフで終わるとは夢にも思わなかったぜ……
・ぷ~ねこ/141:猫の地面ぱしぱしはそういうことだったのか……!@エアコンタクト

・零崎軋識/16:総合優勝お前かよ!(んごっ)
・カラスヤサトシ:なにこの日常に潜むホラー特集
*(闇の子どもたち、脳内急停車、人形の足、鈴の音の未来)
*ところで偶然見ていたNHKの「マサカメTV」で、カレー好き漫画家として顔出し出演して「国産食材カレー」とか作ってたのですげー驚いた(フットワーク軽いなあ)


*(余談@ディザインズ)
 現実世界でも、最近こんな記事が出ていました。
◇豚や羊の中で人間の臓器を作る「キメラ技術」とは?
 http://gigazine.net/news/20160113-human-animal-chimera/(GIGAZINE)

 記事中では、研究者の発言がいくつか紹介されていますが……、

骨格筋と血管のない豚を作ったこともあります」
「知能の高いネズミが生まれ、『外に出たい』と言うことを我々は恐れています」
「人間の免疫系を与えることでヒューマナイズドされたネズミなどが存在する」

「過去12カ月で『豚と人間』もしくは『羊と人間』のキメラ推定20体妊娠した

 のようなものがあり、いったい何が始まるんです??というかもうこれは現実の話題なのか?という内容でした。
 もはや、以前出てきた「レッグレス」のような人工的奇形動物現実に出てきてもおかしくない、っていうか近いものが出てきているのが恐ろしいところです。
 もちろんディザインズはフィクションなんですが、こういう現実の話題も踏まえた上で人化動物というテーマを描いているのだと思うと、またこの作品の生々しさが増してきますね。

◇実写ドラマ版「フラジャイル」の感想
 2016年1月13日に放送開始となったドラマ版初回について少し。
 自分としてはあまり期待せず見ましたっていうかうんこみたいな出来も予想していました わりと良かったです。
 正直、序盤はちょっと主演・長瀬さんの演技がアレかなーと思ったんですがすぐ気にならなくなりました。
 まあ満点ではないにしても、この出来なら当分、録画続行な感じです。
(合わなかったら速攻で切る人)

 公式サイトの◆「今週の病理診断」も見ておくといいかも。

 まず好印象だったのは、初回が原作1~2話の内容だったこと。
 さすがに初回は原作1話の内容をのんびりやるんだろうなと思っていたら前半26分くらいでほぼ解決してたのはかなり意外でした。
 ◆連載時の感想にも書きましたが2話って68ページと分量が多い上にけっこう複雑な話なので、改めてよく収まったなと思います。
 まあそれにしちゃ展開を急いでる感じも受けなかったし、これはスタッフが有能ってことですかね。
  →あまり関係ないけど、放送前日SPに映っていたスタッフがピザオブデスのシャツを着ていたのが妙に印象に残ったり。

 演技的には、北大路欣也の中熊先生がやっぱりいい感じにチャラかったこともありますが、やはり野村周平の森井くん完璧すぎてニヤニヤしました。
 そう言えば今号の撮影現場レポートにも「あっ森井だ感」とか書いてありましたがもうぐうの音も出ないほどにあれは森井くんですね。
  →髪型や表情まで完全再現しとるというか……。
 初回で言うと、個人的には……

 「私、医者になりたかったんですよー」
  ↓
 「病理も医者じゃないですか」

 「なんで病理の検査技師になろうと思ったんですか??」(ニコニコ)
  ↓
 「…………」

 ……のあたりのにこやかに地雷を踏んでいく宮崎 & 多くを語らない森井には、背景を知っているだけにうわあな感じで良かったです。


 で、全体的に思ったのが原作改変は少ないなということ。
 1話の内容で言えば、南波先生→高坂先生になって「時間がかかるよねぇ……」あたりの流れが変わった程度かなと。
  →そのせいか、臨床医サイドがアレな人ばっかりになっちゃったかな?
 まあこの「原作準拠」というのは必ずしも良いことばかりとも限りませんが、昨今のやっちゃった例を思い返すと非常に安心して見られる実写化だと思います。
(連載を最新号で見ている人の意見ですが)

 そんなわけで、ドラマ版「フラジャイル」は、この感じなら最後まで見続けようかなと思います。

 ところで原作コミックはすでに40万部突破しているとかで、ドラマ当月に最新5巻&おそらく年内にもう1~2冊?くらいというのも考えると今後が楽しみなところ。


(蛇足)
 大人の事情的な話(?)では、今回の主演には◆別の人が内定していた??とかいう記事があったようで、真偽は分かりませんが飛ばし記事だったとかゴタゴタで降板させられたらしいぜとか憶測を呼んでいるみたいです。
(さすがに長瀬さんのほうが役柄や年齢に合致している気はする)
 まあ放送を見ているとよく流れる長瀬さんのCM(オリコ)や農家によるエンディングなんかもコミコミでのキャスティングなんだと思いますが、そのあたりも含めて丸くおさまっているんじゃないでしょうか。
 についてはもはや真相は分からないし、この程度の情報で診断を確定するようでは岸先生の合格はもらえないのであんまり鵜呑みにはしないほうがいいと思います。
  ※ゴシップだよ!

 ところで、自分としては最後に武井咲さんを認識したのはドラマ版「すべてがFになる」でした。
 あれは……まあ……原作はすごい好きなんですが、ドラマ版は微妙でした。
  ※…………!
 そのあたりも今作でちょっと不安になる要素だったりしましたが、今のところ実写版ザッキーの小動物感良くハマってる感じがするので大丈夫そうです。
(まあ自分が気に入ったところで視聴率がどう出るのかは知らんけど)

 なおドラマ2話(すげーー良かった)の最後には今後のシーンも流れてきて、あの冷静な森井氏がブチ切れ金剛モードになったり手段を選ばないことでお馴染みの火箱(SKEの松井玲奈だそうな)が出てきたりと今後も楽しみです。
ここには嘘を書かないスタイル)


 で、別件ですがジャニーズ関連と言えば先日SMAP解散騒動がありました。
 現状では結局解散はしないとか謝罪したので仕切り直しだとかでもスマスマは終わるかもとかで当分尾を引きそうな気配です。

 しかしですね……、

 ……えーーーと、そうなってくると木村拓哉主演の実写映画「無限の住人」への影響は……?
  ※どーなるんだよ!?
(ジャニーズファンからはそれどころじゃねぇよとか言われそうですが)

 こっちは横目でチラチラ程度に気になっていた話題ですが、突如とんでもない角度からのファウルボールが直撃しちゃったため、はてさてコレどう反応すればいいの……(困惑)というところです。
 この件は良くも悪くも話題にはなるし、どういう結果になるのかは経過を注視していきたいところです。



 以上、王子(様)の器もハーレム要素も皆無な平民としては、どこかで同じ悩みを抱いている誰かが居ることに思いを馳せつつも何かを形にできる日を夢に見させる2016年2月号でした。

 ではまた。

*■前号(2016年1月号)  ■次号(2016年3月号)

 これまでの分はこちら。 →■「アフタヌーン」ラベル


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*アフタヌーン 2016年 02 月号 [雑誌](Amazon)

◆ アフタヌーン 2016年2月号 [2016年12月25日発売]@リーダーストア


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