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2014年10月25日 ■PC版で見る

2014年12月号:アフタヌーン買ってきたよ!@ミギーフィギュアは電子版にも紙媒体にも付きません


 月刊アフタヌーン2014年12月号を買ってきました。※電子版だよ!
 うちのミギーを写すのは自粛しつつ、画像にあるのは最近塗っているもの(→◆これ)です(あんまりネタが無い)
 まず、今号最大の話題であったはずの海洋堂おまけ「ミギーフィギュア」不具合の(恐れがある)ためキャンセルとなったようです。
 このため通常の書店販売は発売延期等の影響が出ていますが、詳しくは◆こちらで。
  →早売りしてた店舗では入手できたらしい?(回収できなくてペナルティ食らいそうだけど)

 なお、もともと「おまけ無し」の予告があった電子版はいつも通り25日 00:00に配信が開始されましたが、こちらは普段より200円安い500円となっていました(→◆画像)。
 この差額はどう見ても「フィギュアの分」ですが、おまけが無しとなると紙媒体のほうも延期後は500円となるのかも。
  →追記:再発売版も700円でした。

・表紙:ヒストリエ
・四季大賞@2014年秋:城山好孝「ヘカトンケイル」74P
 →今回より、上位3作品は本誌と増刊(goodのことかな?)にて全ページ掲載されるようになるとか。
 →公式の各受賞作紹介は◆こちら。
・ネオ寄生獣第二弾:瀧波ユカリ「寄生!! 江古田ちゃん」3P
・劇場版「寄生獣」スタッフインタビュー2P
・大収穫祭2014告知など2P

・読切:永田礼路「子羊の惑う街」62P、いとまん「ゾンビヘルパー」58P
・読切(good!から出張):岡村みのり「じったんの時短レシピ」10P
・天地明察:カラー2Pあり
・休載:マージナル・オペレーション、白馬のお嫁さん、波よ聞いてくれ
 →前号の予告通り。
・名ゼリフを漏らさずにはいられない

 今回のネオ寄生獣超短編(3ページ)でしたが、ネーミングのゲス具合で江古田ちゃんのハードコアさを再認識しました。
  →作者は来月から期待の新連載。
 あと、出張掲載が女子っぽい料理モノなのでマルさんは大丈夫なのかと思ったら、おっさん二名でヘヴン状態になっているのを見て、ああ……大丈夫だな、と安心しました。

 ■前号(2014年11月号) ■次号(2015年1月号)


 感想です。

 
 だからこそ
 
 その紙には絶対に嘘を書くなよ
 

・ヒストリエ/88:俯瞰シーンはともかく合戦は描き込まれてるなあ
*アテネ軍@高台のかませ感がすごい
・(読切)寄生!! 江古田ちゃん:パラサイトも女性口調なのね(なんかコメントしづらい)
・おお振り/115:およそ一年半な千朶戦もついに(順当な)めった打ち@次回休載
・ヴィンランド/109:空気読めるけど読まない系のハイテンション担当が正式参戦

・花井沢町/4:見えない壁は触れるだけなら安全なのね
・げんしけん/105:メル先生からのバルザック(ファウスト?)かー
いろんな角度の牙突を堪能できたのは置いといて、ジャンプネタでも遠慮無く使ってくる姿勢がなんかいい
 →そう言えば今回の1と4の間もか。
・零崎軋識/3:(ゲス顔)
・エレキテ島/2-8:「思ってたのと違うよ」→たしかに

・宝石の国/25:アニキ「きゃん!」(圧倒的女子力)
*前号からちょくちょくアオリ文に温度差があるような……
・フラジャイル/5:難易度1の表現がガチすぎる
あててんのか
*イラッと感@P3、「っはーー!」@P6、「だってー」@P8みたいな描写に安心する(ていねいだなあ)
・(読切)じったん:マルさんが力属性とすると、こっちは属性な感じか
*この扉絵の残念感は一体
*内容とは別にLet us cooking time start(ed?)は文法としてあり得るのか考えてしまった(分からん)
・マルさん/6:油揚げを煮て酢飯を入れるだけ、と聞くとたしかに簡単だ
*しかも課金によるショートカット(酢飯のもと)もあるという

・シドニア/67:ガガガガガ(10万)ってこの弾幕STG無理ゲーすぎるんですが
・天地明察/36:えんさんv2.0はもっと評価されるべき
*ついに関さんブチ切れか……
・アンダー3/7:いや最初のセリフの時点で何かがおかしい
・ラブやん/151:たまに忘れそうになるけどフサさんはわりとガチでクズだな(※平常運転)

 *

*四季大賞@2014秋:城山好孝「ヘカトンケイル」 →◆全受賞作紹介(公式)
 とんでもないのが出てきた気がします。
 全編通して「ぼっち臭」がすごいんですが、変な言い訳もカッコ付けも無く誠実に作り上げられた何かだと感じました。

 まず開始数ページの時点で描き込み量が異常です。
 巨大キャラを扱っているだけに遠景が多い作品ですが、コマの大小に関わらず街並みの緻密さに強烈な説得力があります。
 戦闘で破壊された様子なんかはなぜそこまでやるのかと思うほどです。
  →そういうのが得意だからこその舞台設定なのかな?
 加えて、人工物ではないクリーチャーの造形も無茶すぎる複雑さで、異形の生態が非常に重厚に描かれています。

 正直、人物のデザインはあまりにも泥臭すぎるところがありますが、要所で見せる病んでる感満載の表情はなんとも言えない魅力があります。
(モブ顔なので逆に生々しいというか)
 そういうキャラが、「うおおおおおお!!!!」と絶叫して必殺技を決める……とかはもちろんせず、(まーしかたねーよなー……)みたいに内心、ボヤきつつもやっぱり闘ってしまうというのがじわじわ来るところです。
 唯一、本気で怒鳴りつけるシーンも「逃げちゃダメだ!」ではなく「おまえは逃げろよ!!」という怒りになっている点も、現実のお仕事に思うところのある方は胸に迫る何かがあったのではないでしょうか。
  →これが「共感型ヒーロー」ということか……。
 そうして、実際のところ何一つ報われないままボヤきつつ仕事する姿で終わるというのがまた潔いというか、「徹底している」という印象を受けました。

 なお、最終ページによると「城山好孝氏の次回作にマジでご期待ください!」とのこと。
 これは全力でバックアップしつつ育て上げてほしいところです。
 一応「四季賞」初投稿での受賞&デビューということですが、こんなもん「趣味でちょっと」のレベルで描けるわけがないので、この漫画への執念はいずれまた見ることになりそうです。
  ※待ってるよ!!!!

  ↓
*(追記)2018年3月に本オープンとなるコミックDAYSにて、同名の「ヘカトンケイル」として連載が始まるようです。(これは驚いた)
 詳しくは■こちらで。



 次号について。

・表紙:マージナル・オペレーション
・新連載:瀧波ユカリ「あさはかな夢みし」
・ネオ寄生獣#3:韮沢靖
 →フルカラー8PのガチSF短編になるらしい。
・読切:夏央祐新「見捨てないで」74P
・休載:おお振り、スパイの家、コトノバ



 以上、どうにもこのブログに無理が出てきたり、意義を見いだせずに居るなかせめて嘘はつかないことだね、と思った12月号でした。
 ではまた。
 *
■前号(2014年11月号) ■次号(2015年1月号)

 これまでの分はこちら。 →■「アフタヌーン」ラベル



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アフタヌーン12月号[再発売版] (別冊フレンド 2014年11月号増刊)

 ◆アフタヌーン 2014年12月号 [2014年10月25日発売] (レビュー投稿済)@リーダーストア


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