講談社の漫画サービス「コミックDAYS」が公開されたので見てみました。
◇コミックDAYS
https://comic-days.com/
https://comic-days.com/
メインは月額720円でアフタヌーン、ヤングマガジン、モーニング、イブニング、Kiss、BE・LOVE6誌の最新号&一つ前の号が読めるというものです。
他にも毎日更新される80作品以上の無料連載が順次開始されることもあり、個人的にはたぶん毎日見ることになるのでどんなものなのか確認してみました。
Comic DAYS
▼プレミアム(↓) ▼無料連載(機能改善追記) ▼1話売りストア
(スクロールします)
まず、メインのコミックデイズ・プレミアムについて。
内容は現行6誌の最新号と前号を格安で読めるというもの。
入会は最初の月は無料、以降は月額720円となります。
このあたりも、最新話を発売日0時に読めるということです。
ログインして確認してみたところ、決済方法はクレジットカード、ドコモケータイ払い、auかんたん決済が選べるようです。
個人的にはデビットカードしかないしケータイはソフトバンクなので契約できなさそうですが、◆アフタヌーンの感想のためにはるか前の号も確認できるようにしたいこともあって残念ながらスルーですかね。
ただ、いろいろ買ってるよ&過去号は読めなくてもいいよという方であれば絶好のサービスと言えそうです。
*
では、公開されているFAQから。
どのプラットフォームでも読めますか?
WEBで課金してもiOSアプリ・Androidアプリ・PCなどすべてのプラットフォームで読めます。
あらかじめ雑誌をダウンロードすることはできますか?
ダウンロードはできません。
定期購読に増刊雑誌は含まれますか?
「月刊ヤングマガジン」「ヤングマガジンサード」「モーニング・ツー」「good!アフタヌーン」「ハツキス」「ITAN」などの増刊雑誌は含まれません。
紙の雑誌との違いはありますか?
「バガボンド」「レベレーション(啓示)」、一部の記事やグラビア・袋とじなどは配信しておりません。
いつから、いくら課金されますか?
DAYSプレミアムは月額720円(税込)です。毎月1日0時に課金され、以降サイトに初めてアクセスした際に毎月200ptが付与されます。
当月無料とはどの期間が無料になるのでしょうか?
当該月の末日まで無料になります。翌月の1日より課金が開始されます。当該月内に課金を停止した場合は料金はかかりません。
毎月の200ptは何に使えるのでしょうか?
1話単位で販売しているマンガ作品の購入に利用できます。6誌の連載作品や過去の名作など多くの作品が販売されています。
課金すれば雑誌はずっと読むことができますか?
6誌の最新号と前号は紙の雑誌の発売日の午前0時頃に配信されます。
同時に、前々号は読めなくなります。
(土日祝日の場合に、金曜日などに前倒しになる場合がございます)
https://comic-days.com/premium
軽く要約も。
»good!とかの増刊は含まれないよ
»加入するなら月初めがいいよ
»毎月入るポイントは1話売りの作品購入に使えるよ
さらに詳しいヘルプはこちら。
https://comic-days.com/info/help
»海外から利用できますか?
↓
「コミックDAYS」はアプリ版/ブラウザ版とも日本国内向けサービスです。
»ブラウザ版/Windowsアプリ版で「いいね」が表示されません。
↓
「いいね」機能は、iOSアプリ版/Androidアプリ版限定の機能でございます。
※「いいね」とはiOSアプリ版/Androidアプリ版にて、無料マンガの最終ページに表示されるボタンです。
「いいね」数が増えると、連載一覧のトップなどで上位に掲載されます。
……といった記載がありました。
今後の最新情報/おすすめ情報は◆公式ツイッターをチェックするとよさそうです。
【サービス紹介①】ヤンマガ、モーニング、アフタ、イブニング、Kiss、BE・LOVE6編集部で運営する「コミックDAYS」、アプリに先駆け2月15日にWEB版がプレリリース!まずは定期購読の内容をご紹介します!https://t.co/PvQXmEP1NZ pic.twitter.com/nKXYdnEMWv
— 講談社「コミックDAYS」コミックデイズ (@comicdays_team) 2018年2月11日
(無料で読める漫画について)
▼本オープン後の追記@機能改善、圧倒的ホワイト化など
(スクロールリンク)
◇無料連載マンガ
さて、課金はしない方向ですが、コミックDAYSには80作品以上の無料連載が予定されています。
連載作品一覧はこちら。
↓
https://comic-days.com/series
閲覧はPCならそのまま、スマホからは「コミックDAYS」iOSアプリ版/Androidアプリ版にて会員登録不要で読めるとのこと。
目玉作品としてトネガワも電撃☆移籍が決定したようです。
あとは「鉄風」からの新作として、「ネオ寄生獣」にも参加していた太田モアレ先生による「寄生獣リバーシ」なんてのも。
(ネオ寄生獣はネタ多めだったけど今回はガチ展開かな?)
トップページの眼力がものすごい子も無料連載です。
こちらは「ギャングース」の肥谷圭介先生による車椅子ラグビー漫画「マーダーボール」として日曜更新されるようです。
→追記:更新されるのは日曜だけど「毎週」とは限らないみたい。
新作以外にも、復刻連載(?)ということなのか甘々と稲妻、亜人、海月姫、ちはやふる、シドニアの騎士、ドラゴンヘッドといった名作、ヒット作が多数ラインナップされていました。
中でも課長 島耕作は毎日1話ずつ更新されるとのこと。
どうも月刊連載中のものも多いんですが、全作品が毎週(あるいは毎月?)1話ペースで最後まで読めるのか、あるいは数ヶ月ごとの入れ替えが発生するのかは不明です。
個人的には累、沈黙の艦隊、バジリスクあたりがうれしいのと、すでに全巻買った不思議な少年は上級者に強くおすすめしたいところです。
そんななかでえ!? と驚いたのは、リストの一番最後にあった城山好孝「ヘカトンケイル」。
こちらはアフタヌーン2014年12月号(→◆当時の感想記事)にて四季大賞を受賞した作品で、世界観をそのままに連載化するということのようなので密かに期待&応援しています。
(追記)
これ
当初はほぼ隔週で更新されていたものの、2018年6月の第7話で連載が終了してしまった模様。(なんか新キャラやら新モンスターやらどんどん出て
いま現在は◆トップから「ヘカトンケイル」で検索すれば存在が確認できます。(第1話のみ無料)
まあこういうこともあるからな覚悟しとけよってことですね。(※更新チェック的な意味で)
*(追記)
2018年3月1日に本オープンとなり、無料連載が始まりました。
毎日見るなら「本日更新」のページをブックマークしておけば良さそう。
作品は新作/名作として分けられていました。
「新作」は比較的日の浅い連載作品またはコミックDAYSオリジナル作品で、「名作」は完結作品または長期連載中の作品のようです。
初日@木曜日に始まった完全新作は千代「ホームルーム」。(→◆これ)
第一週の時点では一話目が無料ですが、すでに第二話も有料で配信中となっていたのは、なんだかなるほど……と感心してしまいました。
おそらく他の作品でも、基本的に「実質最新話の一つ前」が無料というスタイルでやっていくのでしょう。
考えてみると、単行本が出ないと赤字&出版不況のご時世ではweb連載しても結局単行本頼りな面があったような。
そこを無料連載と同時に「1話売り」もしていくスタイルというのは作家にとっても魅力的に映りそうな気がします。
講談社直営とあって利益率も高いだろうし、もし軌道に乗るようならこういうスタイルのネット連載もさらに増えてくるかもしれません。
で、無料連載が始まった海月姫はいま現在一話が解放中。
翌週に読めるのは最新更新話のみなのか最新2~3話なのか、あと第一話も読めなくなるのか、……といったあたりは作品ごとにも違うかもしれないし不明です。
ちなみに寄生獣フルカラー版も無料連載が開始。
全ページがデジタル彩色されているのもあって、有料分は1話ごとに150円前後となっているため読みたい人はしっかりついていくようにしましょう。
→追記:「連載一覧」ページはトップページに統合されました。
いま現在「Coming Soon!」の表示になっているものがコミックDAYSのオリジナル作品ですね。
個人的には金曜の「寄生獣リバーシ」と日曜の「マーダーボール」(とヘカトンケイル)に期待。
◆トップページのほうでは、イサック、ヴィンランド・サガのようなアフタヌーン系は第一話のみ無料でした。
しかし、good! アフタヌーン系のはねバド!、ぐらんぶる等は1話も有料になっています。
第一話に限って言えば、good!やモーニング、イブニング系は◆モアイ公式のほうで公開されているので参考までに。
*
そんなわけで、とりあえず無料連載は無事始まったようなので毎日追いかけようと思います。
*(追記)
アニメ放送中にも1日1話更新で配信されていたゴクドルズ(→◆お知らせ)やハンチョウ(→◆お知らせ)は、「最新単行本に追いついてしまった」ため連載終了の告知が出ていました。
いま現在も月刊連載中の作品もけっこう毎週ペースで配信したりしていましたが、なるほどこうなるのかという感じ。
なお、完結済みのエンバンメイズあたりは普通に最終回まで公開されていました。(面白かったです)
まあ乗り遅れた人や続きが気になる方は単行本なり1話ずつなりでどうぞ、ということですね。
*(追記@2018年4月)
オープン当初は無料かどうかを「~~pt」表示の有無でしか判別できませんでしたが、その後無料という視認しやすいマークが追加され、さらに次回の無料更新予定日まで表示されるように改善されていました。
確認した限りでは3月末ごろにはこういった表示だったので、オープン当月からやる気みなぎってんなという感じ。
これも、一日でも見逃すと連載一覧から探しに行くのが地味に面倒だったので非常にありがたい改善でした。
正直ジャンプ+の講談社版程度に思っていましたが、なにやら独自の改善も増えてきて頼もしいですね。
(追記)
2019年12月ごろから、連載一覧のページが廃止されてトップページに統合されました。
左右のボタンでちまちま操作する必要があったり、一覧性も低めで正直イマイチですが、スマホユーザーに配慮した形ですかね。
(蛇足)
概ね不満は無いんですが、できればYouTubeやニコニコみたいに「F」キーで全画面化(解除はESC)、ついでに「M」あたりで移動メニューを開閉して現在のページ位置をすぐ確認とかできると最高かなあとか思いました。
(あと、一つ前の話に戻るボタンとかほしいなーなんて)
↓
ずっと気づかなかったんですが、各話の最初のページで右端クリック(または右矢印キー)で「前の話を読む」ボタンが出るようです。(素敵やん)
*(追記@2018年7月)
無料連載について圧倒的業務見直しが行われ、最新話が更新されるタイミングがブラックの極みだった「真夜中0時」から真っ白ホワイトな「昼12時」に変更となるそうです。
ただしプレミアムの雑誌更新は0時のままとのこと。
↓
https://comic-days.com/blog/entry/info/0705
(2018年7月10日より適用)
要するに半日遅くなるわけですが、個人的には0時更新だと気になって寝る前にちょっと読んじゃうことが多いです。
12時ってことは学校やら仕事やらが終わる頃(あるいは昼休みとか)に新着を読み始めることができるわけだしわりとアリだなと思いました。
なにやら電子書籍販売もやりつつネット連載も動きやすくしていこう、というフットワークの軽さを感じますね。
*追記@2018年9月:
いつの間にかコメント機能が実装されていました。
→◆公式お知らせ
すでに各話の下部には投稿フォーム、コメント一覧が表示されています。
今どき感想メールを送るとかはちょっと敷居が高いし、こういうのも良いかもしれません。
(そのうち変なコメントを通☆報する機能とか付くのかな……)
↓
と思ったら通報機能(一定数を超えるとコメ非表示)が実装されていました。
コメントへの「いいね」機能はいろいろと悪用リスクがありますが、通報機能はおそらく必要なので「はてな」いっつも良い仕事してんなといったところです。
そう言えばDAYSでは売上データやランキング等が無いため、読者からは「本日更新」での並び順とか(?)でなんとなく人気を推測するしかありませんでしたが、コメントの数が多いものは(良くも悪くも)注目度の指標の一つとなりそう。
最初ちょっと勘違いしていたんですが、どうも各話ごとではなく作品ごとの全話共通コメントのようです。
また、個人的に一番お気に入りの◆アスペル・カノジョは以前コメントした記憶がありますが、その後コメント欄が消えていた(閉鎖した?)ので、作品によってはそういう対応もあるみたい。
作家はみんな感想に飢えてエゴサの鬼と化しているそうなので、一言「面白かったです」だけでもいいし、できれば読んだことがわかるように「~話の~~が良かった」とか書くとクオリティや更新ペースにも良い影響がありそうな気がします。
※ファンのみんな、声出していくよ!
*
ちなみに、自分が見ている中では2018年11月に始まった◆楽屋裏は配信初週に100件越えという規格外ぶりでコアなファンからの注目度が伺えます。
◇コミックDAYSストア&序盤試し読み
◆トップページの少し下(スクロール)にはコミックDAYSストアが設置してありました。
こちらは定期購読(プレミアム)、無料連載とは別に一話ずつの個別販売に特化したものです。
一話売りというシステム上、単行本のおまけページ等は含まれないようです。
→と思ったら、購入分との差額だけで単行本を買えるとのこと。
いま現在、プレオープン記念キャンペーンとして2000話以上が
プレオープン期間は2018年2月15日~3月1日までですが、今後も試し読み的な無料公開は多かれ少なかれ常時やっていくものと思われます。
ちなみにモーニング、アフタヌーン、イブニング関連は◆モアイ公式の試し読みページにも用意されています。
*(追記)
その後、0pt購入キャンペーンなんてのも実施されていました。
こちらは作品の序盤が無料購入でき、キャンペーン終了後も期間の制限無く読めるというもの。
げんしけんも、1~3巻に相当する18話までが0ポイントになっていました。
まあこのくらいであればKindle(→◆このへん)等でもよく無料解放されていますが、ほしい人はトップページもマメにチェックしておくといいでしょう。
こちらは作品の序盤が無料購入でき、キャンペーン終了後も期間の制限無く読めるというもの。
げんしけんも、1~3巻に相当する18話までが0ポイントになっていました。
まあこのくらいであればKindle(→◆このへん)等でもよく無料解放されていますが、ほしい人はトップページもマメにチェックしておくといいでしょう。
で、こちらもだいたい毎日見ている◆少年ジャンプ+っぽいなとなんとなく思っていたんですが、実際に読んでみるとUIもまったく同じでした。
そう言えば編集ブログの圧倒的マンガアプリを開発する悪魔的コンペティションの漫画(→◆これ)によるとWEBの開発会社は…………はてな……! だそうで、つまり同じところが担当したようです。
すでにジャンプ+が「花のち晴れ」ドラマ化、「フランキス」や「十二大戦」でのアニメ放送と同時コミカライズのように好調な様子を見るとシステム面は心配なさそうですね。
そして課金についてですが、どうも価格は一定ではないようです。
ざっと見たところ「みなみけ」が30~40ポイントほど、「ソフトメタルヴァンパイア」では100ポイント以上でした。
さらに同じ作品でも各回で値段が違うのを見ると、おそらくページ数やカラーの有無で価格が決まっているのでしょう。
値段設定としては、
電子書籍ストアであればポイントバックとか割引セールとかも多いし、一気にまとめて読みたいならやはり普通の電子版(Kindle版とか)を買ったほうがいいのは確かです。
(表紙、おまけ漫画、あとがきなんかもあるし)
ただ、無料連載や各誌の最新号を追いかけつつ一つ前、一つ先の話だけ読みたいなんて時には便利かもしれません。
*(追記)
◆ヘルプ@ブラウザ版を見てもそういった記述が無いんですが、1話売り書店で各話を購入したのち、差額を支払うことで単行本仕様にアップグレードすることも可能だそうです。(有能かよ)
*
といった感じで登録不要で読めるわけですが、せっかくなので会員登録しておくことにします。
とりあえずPC版ですが、各ページ右上のログイン・新規登録からメニューを出し、下部の「初めての方は新規会員登録」をクリック。
登録時は個人情報入力も特に無く、メールアドレスとパスワードのみなので簡単です。
すぐに来る折り返しメールから記載されたアドレスにアクセスすれば登録完了です。
こちらが◆マイページの様子。
初回ログイン時点で登録ボーナス的なことなのか100ポイントが入っていました。
どうもたまにボーナスポイントを配布することもあるっぽい(と規約にもあった)ので、気休め程度ですが気になる人は無課金であっても一応ログインしておくといいかも。
以上、講談社の本気を感じる圧倒的漫画サービスの雑感でした。
アフタヌーンに関しては今後も当分はリーダーストアで買うことになりそうですが、無料連載陣は非常に豪華だし、今後コミックDAYS発のアニメ化、実写化という例も珍しくなくなりそうな期待感は強いです。
正直ビジネスモデルとしてこんなにタダで読ませて大丈夫なのかと思ってしまいますが、これが近年横行している海賊版サイトに対する大手出版社の答えの一つでもあるのかもしれません。
自分は「~~を読んだ」「~~を買ってきた」「~~が面白かった」といったことをこういうブログに堂々と書きたい人なんですが、かつあんまり裕福ではないため無料かつ合法的にたくさん読める「公式」の漫画サイトというのはたいへんありがたいです。
こういうここにあるものは読んでもいいんだよという安心感って、作品を読む側にも結構大切なものなんじゃないかなと。
そんなわけで、2018年3月1日の本オープン以降は毎日でも連載を追っていこうと思います。
今回は以上です。
中間管理録トネガワ(電子版)
ネオ寄生獣 (アフタヌーンコミックス)
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(気づかなくて遅れることが多いです)コメントを投稿