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天井レスポンシブ@モバイル


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2012年9月1日 ■PC版で見る

VitaとPSPを無線LANに繋げたよ!!@GW-USValue-EZ

携帯ゲーム機のネット接続@GW-USValue-EZ
 PC用USB接続の無線wifiアダプタ「GW-USValue-EZ」について。
  ※主に自宅用だよ!
 以前からXlink対戦(今回はスルー)に使っていましたが、今後も考えて無線LAN設定をしてみました。
 いろいろエラーも出ましたが、なんとか接続に成功したのでそれについて。
 これで死ぬほど重いコンテンツ管理を介さずに各種DLやアップデートをしたり、Vitaのオン機能(マルチプレイ、ニア、ストア、みんなといっしょ とか)も3Gの残時間など気にせず扱えそうです。
 ちなみにトップ画像はVita向けYouTubeアプリでの再生画面です。

 なお今回はPSP/Vita向けですが、DS/3DS、iPhone、Android、その他無線対応機器ならなんでも通用するはずです。
  →公式:http://www.planex.co.jp/product/wireless/gw-usvalue-ez/
  (マニュアル/スタートガイド/ドライバがDL可能)
 しかし千円弱の極小アダプタなのに普通に繋がってしまうのがすごい時代ですね。


*追記@2017/10/21:先日報じられたWPA2無線接続の脆弱性「KRACKs」について、発売元より告知が出ていました。
◇WPA2の脆弱性への対応についてのお知らせ(Planex)
https://www.planex.co.jp/news/info/20171019_info.shtml
(抜粋)
>こちらはWPA2を使用した無線LAN接続の脆弱性となりますので、当社製品(無線LAN親機/子機)が対象となります。
>但し、本脆弱性はクライアント接続機能を有した製品が対象となりますので、当社ルーター製品を、ルーターモード・APモードでご利用のお客様は、そのままご利用ください。



 要約すると、「クライアントモード」以外の使用は問題ないという内容。
 軽く検索したところ◆エレコムの告知でも「ルーターモードやアクセスポイントモードでご利用のユーザ様は対象になりません」と明言されていました。

 この追記時点で修正パッチは未配信。

 ここで言うAPモード(アクセスポイントモード)というのが、この記事で書いたゲーム機接続で使うものです。
 ちなみに各モードの違いについて◆エレコムの図解が分かりやすいです。

 ただし、上記の内容はアクセスポイントモードで動作しているPC側は大丈夫という話です。
 今回の問題はクライアント側(接続しに行く側)の脆弱性なので、アクセスポイントへ接続しに行くスマホやゲーム機側の更新が必要であると言われています。
 
 悪用された場合、具体的にはファイルの送受信やブラウジング(買い物に使う情報など)といった内容が傍受される可能性があります。
 ちなみにURLが https://~ で始まるセキュアサイトでは通信が暗号化されているため、万一傍受されても安全だそうです。

 OSレベルでは、Windows7以降は2017年10月10日の月例更新で「対応済み」iOSは修正が含まれるベータ版が提供済みです。
 この中でAndroid影響範囲が極めて広いと言われておりかなり深刻な状況です。
 Googleは近日パッチを提供すると声明を出していますが、まだ新しい機種はともかく古い機種の対応は難しいかもしれません。
  ↓
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1710/17/news050.html(ITmedia)


 一つ強調しておきたいのは、今回の脆弱性は攻撃者がWi-fiの届く範囲内に居る等のかなりの限定的状況のものなので、重要な機密を扱う職場とかでもない限りはそこまで気にしなくていいかと思います。(と言ってしまうのも無責任だけど……)
 いずれにしても使用機器すべてに対して更新があればすみやかに入れるべきでしょう。

 ただ、iPhoneを持っていても機種やiOSバージョンなど意識していないユーザも多いと言うし、手動で導入する必要のあるベータ版を入れようと思うユーザがどれだけ居るだろうか、Androidで更新が配信されても何%が正しく受け取れるだろうかと考えてしまいます。
 官公庁なんか下手するとまだXP使ってんじゃねえのかと思うと、今後見えないところから影響が広がりそうで、なんともめんどくせーことになっちまったなあというところです。
 


 設定のゴールはPSP/Vitaのネットワーク接続テストに成功することです。
 それを前提に詳しく書いていきます。

 今回使ったものはこちらです。(実売千円未満)
 PLANEXの製品も種類が多くてよくわかりませんが、今回はOS側設定や用語がメインなので、やや違う製品でも参考にはなるかなと。


(追記)同じものは現在販売終了となっているようです。
 類似品◆このあたり。(もしくは店頭で安いものを探すといいかも)


◇初期設定
 とりあえずドライバを落としてインストールします。 →◆公式
 公式の下記マニュアルにも書いてあるので、まずはこれを参考に。
 http://www.planex.co.jp/support/download/wireless/gw-usvalue-ez/v1100/index.html

 うまく行けば追加設定もなく接続に成功する場合もあるようです。
 自分の場合はいろいろあったのと、ゼロからでは分からない点もあったので一つずつ見ていきます。

◇アクセスポイント設定
 PCに本体をUSB接続し、「クライアント・マネージャ接続ウィザード」を起動。
 上記マニュアルの「ゲームをする」→「Wi-Fi対応ゲーム機などをネットに接続する」から設定を行います。
  →だいたい「保存する」「はい」「次へ」を選んでいけばいい。

SSIDとステルス
 SSIDは無線LAN接続先(アクセスポイント)ごとに指定できる名前です。
 なんでも好きなものを入力して構いません(同じものを携帯機で入力します)。
 ここで「ステルス」(ANY機能とかいうらしい)をオンにすると無線アクセスポイントを検索しても一覧に出ない(変な人に見つかりにくい)ので、家庭での用途では有効にしておくといいでしょう。

暗号化タイプ
 続いて「暗号化タイプ」ですが、PSPの場合は「WPA-PSK」「AES」を選択します。
 「WEP」時代遅れの仕様でセキュリティが弱く、「WPA-TKIP」はそれを少し改良したようなものとのことです。
  ※よくわからないけどそうらしいよ!
 なお、Vitaや各種スマホの場合は「WPA2-PSK」というより強度の高い方式も使用できるので、こちらに設定します(もちろんAESで)。
  →ちなみにDS/3DSはWEPのみ対応とのこと(うーん……)。

 ここで指定したSSIDパスワードを対応機器で入力します。
 WPAの場合8~63桁の英数字でパスワード(プレシェアードキー)を設定できます。
 
MACアドレスフィルタ
 続いてMACアドレスの設定画面が出てきます。
 MACアドレスとは、あらゆるネットワーク機器に割り振られているユニーク(固有)なIDです。
 たとえば自分が使っているVitaのIDを「許可」で設定すればそれ以外の機器をすべて弾くため、よりセキュリティが高くなります。
  →DS等でやむなくWEPを使う場合なんかは設定しておくべき。
 まあSSIDをステルスにしてパス設定すれば通常は十分なので(お客が来ても使えるし)、やりたい人だけやればいいかなと。

 設定したい場合は、以下の場所でMACアドレスを確認できます。
+PSP:設定列>本体設定>本体情報
+Vita:設定>システム>システム情報

共有設定とか
 もし失敗した場合は、◆マニュアルにもあるように「ネットワークのほかのユーザーに、このコンピュータのインターネット接続をとおしての接続を許可する」を無効にすると良いようです。
  →XP、win7で解説されているが、自分のVistaでも手順はほぼ同じ。

接続元を選ぶ時
 「ローカルエリア接続」と「ワイヤレスネットワーク接続」等を選択しますが、これはPC側の設定なので、PCにLANがささっているなら「ローカルエリア接続」です。
 通常は既定のネットワーク設定に「推奨」と書いてあると思われます。

 Windowsタスクバーに水色の無線アイコンが出て、接続待受が開始されれば初期設定は完了です。
 PC再起動や設定変更したい時は、このアイコンを右クリックするか、再度接続ウィザードを起動します。


◇接続テスト
 さっそく携帯機から接続します。
 なお、「ステルス」がオフならSSIDを手入力せず検索してもOKです。

+PSPの場合
・設定列>ネットワーク設定>インフラストラクチャーモード>[新しい接続の作成]
・設定したSSID、暗号化方式(WPA-PSKのAES)、WPAキー(パスワード)を入力
・「かんたん」を選択
・「接続名」に任意の名前を入力
 →PSP側の設定なので「Planex」とか「メイン」とかわかりやすいもので。
・設定が終わったら、そのまま接続テストを実行

+Vitaの場合
・設定>ネットワーク>Wi-Fi設定
  >アクセスポイントを手動で登録する>手動で入力する
・設定したSSID、暗号化方式(WPA-PSK / WPA2-PSK)、パスワードを入力
・アクセスポイント一覧で、いま設定したものを選択>インターネット接続テスト
 →「詳細設定」の「名前」はPSP同様にわかりやすいものに変更していい。


 いずれも「インターネット接続 成功」と出ればOKです。
 ブラウザやPSN接続で実際に確認してみてください。




◇エラーと対策いろいろ
 環境(Win/Mac対応)によっていろいろ違うみたいですが、自分の場合は「ブリッジ」を使うことで接続できるようになりました。
 ここではPSPの接続テストで出てきたエラーメッセージと、それぞれが出た時にやったことを書いておきます。

アクセスポイントを検索しても出てこない
→「ステルス」なら当然出ない。
→SSIDを打ち間違える可能性があるので、成功するまではオープンのほうがいいかも。

電波が弱い、キー情報の交換処理が~とか言われた
→選択したセキュリティモードが違うかも(WEP-PSK2とかAESとか)。
→接続できる環境でも設定によって出る場合があるのでPC側も注意。

パスワードが違うとかなんとか
→接続に成功するまでは、仮として「12345678」とか入力ミスの無いものにする。
→それでも出るなら入力ミスではなく別の原因となる。

ステルスだと繋がらない(番外)
 ここは使用機器によっていろいろあるようです。
 オープンでないと初期接続ができない(任天堂wii)、オープンで設定してからステルスにすると繋がらない(iPhone)など。
 例外ですが、繋ぎに行く機器の固有の問題も疑ったほうがよさそうです。


 で、いろいろやって最後に残るのが「IPアドレスの取得に失敗しました」でしょうか。
 接続ウィザードで「インターネット接続の共有設定」を外したところエラーメッセージは出ずIPも取得できましたが、結局インターネット接続はできませんでした。
 これを解決したのが、こちらのAmazonレビュー(抜粋)です。

同じようになってしまった時は以下のことを試して見てください。

1、いったんクライアントマネージャーを終了(クライアントマネージャー・アクセスポイントを右クリック、終了を選択)させ、
スタートからネットワークを選択。開いたらネットワークと共有センターをクリック。

2、ネットワーク接続の管理をクリック。(左側のタスクと書いてある下のほうにあるはずです)

(追記)Windows10の場合、スタートキー押してから「net」と打って、出てきたものから「ネットワーク接続の表示」を選びます。

(ネットワークと共有センター → アダプター設定の変更、でも可)

3、開いた画面にローカルエリアネットワーク接続とワイヤレス接続があったら二つとも選択→右クリックし、ブリッジを選択。
(ワイヤレス接続が複数個ある場合、USBのもの以外はあらかじめ無効にしておくこと)

4、ネットワークブリッジができたら再度接続マネージャーを起動させ、そのまま進み、さきほどローカルエリアネットワーク接続と選択した部分にネットワークブリッジがあるはずなので今度はそれを選択してやってみる。

※ネットワークブリッジにすると毎回起動時にUSBが入っていないとエラーとか言われますが、PSPとかを使わない時は入れなくて大丈夫です。

転載元:http://www.amazon.co.jp/PLANEX-ハイパワー無線LAN-ゲーム機用-USBアダプタ-GW-USNano-G/dp/B003EELOR2
 (同社の類似商品のようです)

 自分の場合、これを参考にブリッジを立てたところあっさりつながりました(多謝)。
 ブラウザやPSNも普通に見れるし、ポップン2のアップデートも成功しています。
 ちなみに、繋がるようになったら「インターネット接続の共有設定」はチェックがあっても無くても繋がるので、ここはあまり関係無いかも。

 まあそんなわけでよくわからないけどつながったので万事解決です。
 それでも繋がらないという方は手に負えないので販売元に相談してみてください(ここまで書いてそれか)。

(追記)
 いまのところ、接続はそのままでPCをスリープ(電源ファン停止)→再開するくらいなら普通に再接続も可能でした。
 が、別件でPCが不安定になっていた時、IP取得後にネット接続が失敗になったり、そもそもクライアントマネージャが起動しなかったりということがありました。
  →タスクマネージャで該当プロセスを殺さないとダメなやつ。
 こういう時の対処とかを少し。

・本体をいったん外して再接続(USBアイコンの「安全な取り外し」推奨)
・右クリック→「アクセスポイントモードの再起動」
・右クリック→終了し、クライアントマネージャを管理者モードで起動してみる(通常は不要)
(上記いずれか)

 これでダメな時はさらに設定をやり直し。

・設定したブリッジを削除してもう一度設定
・右クリック→「無線LANユーティリティ起動」→編集する、でそのブリッジを選択
 →SSID、パスワードなんかはそのまま。

 まあ最悪再起動すればだいたい直るかと思います。
 ともかく、いったん接続に成功したら設定は変えないで他をいじるのが良さげな感じでした。


(追記)
 ブリッジを立てた後に再起動したらPC側がネットに繋がらない場合がありました。
 これはネットワーク管理からふだん使っているものをいったん無効→有効にするとほぼ直ります。
 まあタスクバーのLANアイコン右クリック→診断と修復からでもOKです(たまに長引く?)。

 さらにブリッジ削除時にエラーが起きた場合は少し面倒です。
 (Windowsアプデ中に削除したとき、一度だけ発生しました……)
 この場合「ブリッジが削除できない」「ネットに繋がらない」というキツい状況になります。
 対処として、まずデバイスマネージャを開きます。
  ※Windowsキー押しながらPauseキーで開くシステム画面から行けるよ!
 ここにエラー矢印の付いている「MAC Bridge Miniport」(MACブリッジミニポート)があるはずなので、これを削除して再起動すればOKです。






◇「GW-USValue-EZ」まとめ


 接続元のPCは光回線なのですが、試しにVita用Youtubeアプリを使ってみたら動画選択→3秒以内にラグも無く再生された(HDも余裕)ので速度的にも申し分ないように思います。
  →冒頭の画像で、USB延長コードの先で光っているのが今回のアダプタ。
 まあさんざんPSP版ブレイブルー(当時はXLink)で対戦してきたので速度(レスポンスも含む)とかは今さらなんですけどね。
 ともかく、これで地球防衛軍だろうがCODだろうがオン対応できるので、気がかりは一つ無くなりました。

 ただ、商品ページのレビューを見ると星1つが40件くらい付いているのも事実です(星4~5の半分くらい)。
 それらのうちの大半は「繋がらない」というものなので、結局はうまく繋がれば神商品、ダメならガラクタという玄人向けなところは有ると思います。
  ※覚悟が要るよ!!
 まあ、量販店の「かんたん接続サービス!!!!」(商品とは別に3000円)みたいなのに金を出す方はハナからこんなサイト見てないでしょうし、ともかく参考になれば幸いです。

 今回は以上です。


うまく繋がらない


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