っていうか面白かったよ!(よ!)という感想ですかね。
◇アプライレフダーンチューチューチュー(操作系)
使用するのは上下左右とボタン2つだけです。
それも「リズムを聞いて、同じように入力する」、これだけですが実に面白いです。
同時押しも極端な連打もなく、たまーに長押しがあるくらい。
ごく一部を除いて、入力するのは5秒に満たないものが大半です。
いわゆる「弾幕」のように複雑な音ゲーとは異なり、純粋にリズムを聞いて入力させることに特化しているという印象です。
また、セガだから、と初音ミクあたりを連想するとこれもまったく違います。
(まあなんというか、あらゆる意味で。)
◇ああー! スペース鳥使いが踊らされています!!(演出)
半分ミュージカルのような感じで進みますが、とにかくダンスがすごいです。
単に歩くだけでも、BGMに合わせてスタッ(クイッ)、スタッ(クイッ)みたいなモデル歩きだったり、バトル前後の決めポーズなんかも実に多彩なので見ていて飽きません。
(ミクだのアイマスだのもこのくらいダンスに力を入れればいいのにと心から思う)
主人公サイドのセリフがやや素人っぽいところもありますが、「いや、それが良いんだ」と言われればまあそうかもしれません。
ともかく、「ぷよぷよ」のようにとても平和な雰囲気です。
ただし、各エリア開始前のムービーは過去のままらしく、4:3のかなり低画質なものとなっているのはやや残念なところです。
こういう時、プリレンダというのは移植時のHD化/3D対応の天敵ですね。
◇レフレフチューアプアプチューライライチューダンダンダンチュー(難易度)
正しく入力を成功させることで「シチョーリツ」、「スター」が上がっていきますが、これがなくなるとゲームオーバーです。
だいたい1ステージは三つくらいに別れており、そこからのリスタートとなります。
多少のリズム感があれば大丈夫ですが、不意打ちのように短いリズムが来ると対応できず、そのままグダグダになって終了となることもあります。
いずれにしてもランダム性は無いため、難しいところは死んで覚えればそのうちクリアはできます。
全6ステージをクリアするとエンディングですが、その後も裏面のような6ステージが遊べるようになります。
と言ってもほぼ同じで、ところどころ連打が増えていたりという程度なので難易度はあまり変わりません。
ただ、100問連続の「ウララダンス」についてはかなり大変です。
これも押すボタンは毎回変わらないので、諦めずに挑戦しミスしたところを覚えていけばそのうち……と言いたいところですが完全クリアには20分くらいかかるのでかなりの集中力が要求されます。
※プレイ中のポーズはできるよ!
なお、コンプに向けた攻略については後日書きます。
◇レッ、レッ、レッチュー!(プレイボリューム)
短いです。
上手い人なら2~3時間でサクッとクリアできるでしょう。
一応、裏リポートもありますが基本的には同じです。
(トロフィー/実績を狙う場合はパーフェクトコンプ等もありますが、やや作業感があるかも)
コスチュームやキャラ図鑑集めというのもありますが、まあ攻略サイトを見ればそれほど大変ではありません。
「ウララダンス」はどうかと言うと、一回が長い、毎回同じリズム、1ミスも許されない……と、長くやりこむほどかと言うと疑問です。
できればライフ制のランダム生成モードなんかをやってみたかったです。
まあ移植タイトルだし、1000円という価格を考えれば十分ですかね。
◇ポゥポゥポゥポゥポポゥポーゥ!
本作で有名なのは、なんといっても故マイケル・ジャクソンの出演です。
→◆該当wiki
ゲーム内では「スペース・マイケル」(マイケル局長)として主役級の扱いを受けています。
セリフももちろん当人のものがけっこうな分量で用意されており、マイケルの顔をしたキャラが「DANCE! DANCE!」やら「ポポゥポーゥ」と叫んだりと大活躍しています。
もちろん「スリラー」や「スムースクリミナル」を思わせるダンスも多数入っているのでお楽しみに。
※各方面の歴史的にも貴重な出来事だと思うよ!
◇これでもだ! それでもだ! キメルんだ!(音響とか)
本作は、IIDX等でいう「キー音」があります。
つまり、ボタンを押す操作ごとにボイスや音が出るということです(重要)。
音ゲー的に、「演奏感」というか、音楽に参加しているような感覚は大切なものです。
これは、操作を間違えた時に実感できます。
ミスをすると思ったようなボイスが出なかったり、タイミングが変だったりします。
これを正しく入力することで気持ちいい「アップ!」や「ヘイ!」が再生されるわけです。
(こういうのは、まったくリズム感が無い人だともう絶望的に面白くないかもしれませんが……)
まあ音楽が好きな人であれば、頭の中で「1、2、3、4」と数えつつ足や首振りでリズムを取って入力している自分に気付くのではないかと思います。
さて、持論ですが「音ゲーは曲の良さ:システムが7:3くらい」だと思っています。
いくらシステムが良かろうが曲がダメならダメなわけですが、これはもうさすがにセガという感じで、見事なBGMとなっています。
個人的に好きなのがリポート2クライマックスの「ワルツだぞ!」(三拍子)ですが、他にもゲームの展開に合わせてテンポが上がったり、突然ゆっくりになったりとバラエティに富んでいます。
また、基本的に救助した市民は演奏に参加するため、助けた人が歌い出したり、鳥の鳴き声やスペース小学生のたて笛なんかが自然に挿入されるのも面白いところです。
◇というわけで
おすすめです。
値段も安いので損はしないかと思います。
ややべた褒めですが、レビューは以上です。
こういうのもっと作ればいいのに、と思ってたら「リズム怪盗R」というのが出るようです。
どうもスペースチャンネル5のスタッフが関わっているらしく、リズム感やゲーム性も良い感じに見えます。
(ゲーム映像は40秒あたりから)
セガにもいろいろありますが、これはいいセガですね。
ムービーも「サクラ大戦」のようなオーラがあり、かなり本気で作っていそうです。
ただ、ちょっと真面目っぽいというか、「あらかた救出しましたー」みたいなノリはなさそうです。
できればマイケルが愛したスペースチャンネル5の正当な続編が発表されるといいですね。
それはともかく、こういうのは軽く十万本くらい売れてほしいところですが……どうでしょうね?
かく言う自分も、3DSは持ってないわ、Vitaはほしいわ、でも最近いろいろ買いすぎだわ、スルーしてるゲーム沢山あるわでちょっと手が出にくいところです。
まあ発売は来年ということで、とりあえず各所のレビューには注目したいと思います。
(Amazon)リズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産
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